アフターコロナ時代を見据えた社会人基礎力の重要性について考える大会
アフターコロナ時代を見据えた社会人基礎力の重要性について考える大会
2021年8月20日、一般社団法人社会人基礎力協議会が主催する年次大会がオンラインで開催されました。大会のテーマは「アフターコロナの社会人基礎力」。新型コロナウイルス感染症は、私たちのビジネスや教育に大きな変革を与え、不便さや課題を浮き彫りにしました。そのような時代に求められる「社会人基礎力」の質を向上させるための知恵を交流することが、この大会の目的でした。
社会人基礎力協議会の役割と目的
社会人基礎力協議会は、毎年大学生たちが「社会人基礎力育成グランプリ」を通して、育成事例や成果を発信することを目指しています。この協議会は、2013年に設立され、2018年には一般社団法人として認可を受け、より大きな影響力を持つようになりました。
参加者は、人生100年時代において、各ライフステージで求められるスキルや基礎力をどう育成し、活用するべきなのかを共に考える機会を持つことができました。
イベント当日プログラム
大会は、2部構成で行われました。第1部では、経済産業省の人材課長補佐である片岸雅啓氏が基調講演を行い、人的資本経営に関してのシェアがありました。その後、NECマネジメントパートナーの中島大輔氏と水戸ホーリーホックの西村卓朗氏が、企業活動における社会人基礎力の重要性を発表しました。
また、企業と教育界の専門家による対話セッションも行われ、参加者は新しい生活様式の中で求められる能力について意見を交わしました。
研究・事例発表会
第2部では、社会人基礎力の育成に関する研究発表が行われました。例えば、大東文化大学の奥平寛奈氏が看護系大学における教育方法の評価について発表し、山形県立米沢女子短期大学の後藤和也氏はキャリア支援に関する取り組みについて語りました。さらに、城西大学の近藤信吾氏が、労働人口問題との関連で社会人基礎力のあり方を論じました。
このように、さまざまな視点からの発表を通して、現在の社会で求められる「社会人基礎力」について多様な意見が交わされました。
まとめ
大会は参加費無料であり、全国から多数の関係者が集まる場となりました。多くの情報交換やディスカッションが行われ、今後の社会人基礎力育成の方向性についてのアイデアが生まれたことは、事業に関わる全ての人々にとって有益な知識となったことでしょう。
今後も社会人基礎力の充実が、個々のキャリアと社会全体の発展を支えていくことが期待されます。
会社情報
- 会社名
-
一般社団法人社会人基礎力協議会
- 住所
- 東京都豊島区東池袋2-62-8BIGオフィスプラザ池袋11F(株式会社Trust Cooperation内)
- 電話番号
-
03-5918-8170