LIFULLが不動産クラウドファンディング第1号ファンドを発表
株式会社LIFULLのグループ会社であるLIFULL Investmentが、2024年9月3日に不動産クラウドファンディングの第1号ファンドを公開しました。このファンドは、コーシンホーム株式会社が提供する「みんシェアヘルスケア1号」として、兵庫県加古川市の障がい者向けグループホームに特化しています。
第1号ファンドについて
このファンドの募集は2024年9月11日からスタートし、対象となるのは2022年に建設された木造2階建てのグループホームです。名称は「ソーシャルインクルーホーム加古川南備後」で、全国で261施設を運営している実績を持つソーシャルインクルー株式会社が管理しています。賃貸収入と不動産の売却による利益がファンドの配当の源となります。
地域貢献とサービス内容
このグループホームは、日中サービス支援型として、重度障がい者や地域の方々が安心して利用できる24時間体制の職員常駐型の施設です。地域に密着した社会福祉の中心的役割を果たしながら、それぞれの生活様式を尊重し、適切な支援を提供しています。これにより、本ファンドは単なる投資に留まらず、地域社会の課題解決へも貢献する形を持っています。
ファンドの運用詳細
- - ファンド名: みんシェアヘルスケア1号(兵庫県加古川市グループホームファンド)
- - 総募集金額: 185,000,000円
- - 予定年分配率: 5.5%
- - 分配頻度: 年2回(3月・9月)
- - 運用期間: 2024年10月1日~2026年7月31日(22ヶ月)
毎年の分配が期待できるこのファンドは、既に運営が開始されているグループホームから固定賃料収入を得ることができます。また、対象不動産の将来的な売却も視野に入れており、その際には新たな配当が期待できます。運用期間は状況により変動する可能性があるため、注意が必要です。
投資家へのキャンペーン
加えて、ファンドの募集期間中にはリニューアルオープン記念のキャンペーンも実施しています。期間中に投資家登録を行うと、Amazonギフト券を最大5,000円分プレゼントされる特典も用意されています。この機会を利用して、多くの投資家が新しい投資機会に参加できるよう期待されます。
LIFULL Investmentの展望
LIFULL Investmentの代表取締役社長、市川和也氏は、クラウドファンディングを通じて多くの投資家に分散投資の機会を提供することに加えて、全国の不動産事業者やソーシャルインクルー株式会社との協力を強めることで、障がい者が安心して生活できる環境づくりを進めていくと語っています。重度障がい者のニーズに応える施設の需要が高まる中で、このファンドは社会課題の解決に向けた重要な一歩として位置づけられています。
今後もLIFULL Investmentは、地域社会の支援を強化しながら新しいファンドの組成に挑戦していく方針です。社会に貢献する投資機会の提供は、多くの投資家にも新たな選択肢をもたらすことでしょう。