シリコンバレーからの進出
2019-03-06 11:01:24
シリコンバレー発のIoTスタートアップが山形大学と連携し日本進出!
シリコンバレーのIoTスタートアップが日本に拠点を設立
シリコンバレーに拠点を持つYume Cloud Inc.が、山形大学の誘致により日本での事業を開始しました。このスタートアップは、モダンなセンサー技術を活用し、エンターテインメント分野に特化したIoTソリューションを提供しています。特に、同社の主力製品である『GLOW IoT モジュール』は、各種センサーと無線機能を組み合わせることで、ユーザーの動きや音を光や色に変換することが可能です。
この技術を用いることで、数百個ものモジュールを扱うことができ、これまでにはない多様な表現や演出が実現可能となります。ユニークな機能を駆使したエンターテインメント体験を提供するために、同社は今後も技術の適用範囲を広げていく方針です。
CESとSXSWでの注目
Yume Cloudは、日本のスタートアップ支援プログラム「J-Startup」にも採択されており、すでに国際的なイベントにも参加しています。特に、2019年1月には米国ネバダ州で開催されたCESにて、GLOWによる新たな日本酒の楽しみ方を提案する『マスグラス』を展示。このデモでは、100個のマスグラスをBluetoothとSMSを利用して遠隔操作するインタラクティブな体験を提供し、多くの反響を呼びました。
さらに、同年3月にはテキサス州オースティンで行われるSXSWにも出展予定であり、今後の展開が期待されています。
共同研究とブロックチェーン技術との連携
Yume Cloud Inc.は、山形大学との共同研究を進めており、GLOWモジュールから取得したデータの解析および活用について探求しています。この研究では、データ解析の後に出力パターンを生成するエンジンの開発や、モジュールの制御ソフトウェアの開発環境の構築も視野に入れています。
また、Yume Cloudは、株式会社ブロックチェーンハブが提供する創業支援プログラムにも参加し、ブロックチェーン技術を活用したソリューションの開発にも意欲を見せています。この取り組みを通じて、既存のネットワークと技術をさらに拡張していくことが期待されています。
今後の展望
GLOWが実現するこの技術はエンターテインメント分野にとどまらず、ほかの領域への応用が大いに期待されます。具体的には、センサーデータの取得やAIスピーカーとの接続によるインプットの多様性、蓄積されたデータの解析や可視化などが挙げられます。また、数百のGLOWモジュールをスマートフォンで制御できるユーザビリティやスケーラビリティもポイントです。
Yume Cloudは、エンドユーザーを持つパートナーとの提携を通じて、ソリューションの実装と社会への浸透を推進し、山形大学との連携によるさらなる技術開発と雇用創出を目指しています。この新たな展開がどのような成果を生み出すのか、今後の進捗に注目です。
会社情報
- 会社名
-
株式会社Yume Cloud Japan
- 住所
- 山形県米沢市アルカディア一丁目808番46
- 電話番号
-
0238-26-3480