カセットこんろの安全対策
2024-12-26 14:29:24

カセットこんろの誤使用による危険を防ぐための重要ポイント

カセットこんろの誤使用による危険を防ぐポイント



年末年始が近づくと、家族みんなでお鍋を囲む場面が増えます。その便利な道具として登場するのがカセットこんろです。焼肉や調理に活用されるだけでなく、防災用としても重宝しますが、正しい使用法を遵守しないと、重大な事故を引き起こす可能性があります。

カセットこんろの事故概要



独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)によると、2014年度から2023年度に11年間で91件のカセットこんろに関わる事故が報告されました。この中で調査が完了した86件を分析したところ、約4割が使用者の誤使用や不注意によるものとされています。特に、「カセットボンベが異常に熱くなる使い方」が多く、これらの事故は破裂ややけどを引き起こしています。

カセットこんろは災害時にも役立つアイテムですが、可燃性ガスが含まれているため、正しく取り扱わなければ命に関わる危険を伴います。以下では、事故防止のための重要なポイントを解説します。

1. カセットボンベの確実なセット



カセットこんろを使用する際には、必ず取扱説明書を確認し、カセットボンベをしっかりと装着してください。不完全な装着はガス漏れの原因となり、火災の危険性を高めます。装着後に異音や異臭がした場合は、直ちに使用を中止し、カセットボンベを取り外すことが重要です。

2. 正しい使い方



カセットボンベの中には液化石油ガスが含まれ、過熱により内部の圧力が上昇します。取扱説明書に記載された注意事項を守り、過熱を避けるように心掛けましょう。誤った使用法が事故に繋がることがあるため、注意が必要です。

3. 適切な保管方法



カセットボンベは、熱源の近くに置かず、使用後はカセットこんろから取り外して、室内の40℃未満の涼しい場所に保管しましょう。特に、ストーブやこんろのそばに置くことは非常に危険です。ガスの出が悪くなったからといって、意図的に温めることも絶対に避けてください。

近年の事故発生傾向



近年までカセットこんろの事故は減少傾向にありましたが、2022年度からは再度増加傾向に転じています。今後も使用機会が増える見込みの中で、注意が必要です。

調査対象の86件の事故では、「誤使用・不注意」に起因するものが約4割を占めています。正しい使い方を理解し、常に注意を払うことが事故を未然に防ぎます。

事故事例から学ぶ



これまでの事故の中には、カセットボンベの装着不足からガスが漏れ、火花に引火して火災を引き起こしたケースや、過熱によってカセットボンベが破裂した事例が報告されています。これらの事故事例を踏まえ、注意喚起を促します。

NITE SAFE-Liteの活用



NITEは、製品事故に特化した検索ツール「NITE SAFE-Lite」を提供しています。製品名を入力することで、関連する事故情報やリコール情報にアクセスできるため、安心して製品を利用するためにもぜひ活用しましょう。

公式サイトはこちら

事故を未然に防ぎ、楽しい年末年始を過ごすためには、適切な使用と保管が不可欠です。家族と一緒に安全にカセットこんろを楽しみましょう。


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会社情報

会社名
製品評価技術基盤機構(NITE)
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