スパイダープラス、革新的な「S+Collabo」サービスを発表
スパイダープラス株式会社は、建設現場に特化した新しい情報伝達サービス「S+Collabo」を2025年11月から提供開始すると発表しました。この新サービスは、現場監督や専門職方(職人)を対象に、これまでの「SPIDER+」や「S+Report」との連携を図り、施工管理や報告書作成、現場内での情報連携を一つのプラットフォーム上で実現します。
デジタル化で進化する建設現場
「S+Collabo」は、建設業界における人手不足を背景に、情報の停滞や漏れ、工数の増加といった課題を解決するために開発されました。このサービスを導入することにより、現場内外の情報伝達がスマホやタブレット、PCで一元化され、伝達の効率化が期待されます。
効率的な情報連携
「S+Collabo」では、元請けから専門工事業者まで、さまざまな関係者が頻繁に出入りする建設現場において、情報の管理がスムーズに行えるようになります。従来、手間がかかっていたKY(危険予知)や出面管理といった業務もデジタル化され、現場の安全管理や法令遵守が強化される仕組みが整備されています。
主要機能に迫る
「S+Collabo」の主な特徴として、以下の機能が挙げられます。
- - 現場ごとの情報伝達一元化: 各現場での関係者間のやり取りを集約し、情報の散在を防ぐことで工事の進捗管理を効率化。
- - 施工体制図準拠: ユーザー招待の際の組織構造を施工体制図に基づいて反映しており、確かな管理が可能。これはスパイダープラス独自の特許技術を活用しています。
- - マルチデバイス対応: PCやiOS、Androidのデバイスに対応しているため、すでに使い慣れたデバイスでそのまま利用可能です。
さらに、以下の機能も備えています。
- - チャット機能: テキストや写真を用いて明確にコミュニケーションが取れるため、誤解の生じやすい「言った/言わない」といったトラブルを回避できます。また、相手の既読状況も確認できるため、情報確認の徹底も可能です。
- - フォーム機能: KY報告などをデジタル化し、迅速に提出できる環境を提供します。作業員はスマートフォンを使って手軽に入力可能になります。
- - 図面共有機能: 資料の説明が難しい場合でも図面上に直接書き込みができるため、現場特有のコミュニケーションが容易になります。
今後の展望
スパイダープラス株式会社は「S+Collabo」により、建設現場における情報管理の効率化を図り、継続的な機能開発を進めていくとしています。また、同社が開発した労務安全基盤サービス「グリーンサイト」との連携も進めることで、現場内外の情報を一元管理し、総合的なマネジメントを実現していく考えです。これにより、建設業界の現場運営の効率を更に高めることが期待されます。
「S+Collabo」は、建設業界の未来を形作る新しい一歩になるでしょう。手間を省き、より安全で効率的な現場運営を実現するこのサービスにぜひ注目したいところです。