インドネシアで訓練
2015-03-10 09:10:01

日本の国際医療ボランティア団体がインドネシアで緊急救援訓練を実施

近年、自然災害が頻発する中で、国際的な災害対応の重要性が高まっています。このような流れを受けて、認定NPO法人ジャパンハートは、5カ国合同の緊急救援訓練をインドネシアで実施しました。

この訓練はインドネシア社会省の協力を得て、ボゴール市にある市民防災団「TAGANA」と手を組み、約40名の参加者を迎えて行われました。参加者は、日本、ミャンマー、カンボジア、ラオスからのスタッフや、現地のNGO団体からの職員で構成されています。国際色豊かなこの訓練は、異なるバックグラウンドを持つ人々が集結し、共通の目的に向かって協力する姿勢が求められました。

訓練は、ジャカルタから2時間の距離にあるTAGANAのトレーニング施設で開催されました。最初のセッションでは、災害対応に関する基礎知識や危機管理の重要性について学びました。その後、トリアージやファーストエイドの技術を学習し、最終日には屋外での大規模な総合演習を行いました。この演習は、実際の災害が発生した際の行動を想定したシミュレーションであり、各国の参加者が協力し合う貴重な機会となりました。

訓練を通じて、参加者は災害対応の実践的なスキルを習得するだけでなく、他国の政府機関やNGOとの連携の方法、そしてそれに伴う課題についても理解を深めました。「ASEAN内で発生する災害にいち早く駆けつけ、多くの被災者に医療を届ける」という目標を掲げるジャパンハートのiER(国際緊急救援)チームにとって、今回の訓練は非常に重要な一歩となりました。

また、ジャパンハートはこれまでもアジア各国で多数の被災地に赴き、医療支援を行ってきた実績があります。特に、ミャンマーのサイクロンや東日本大震災、フィリピン台風30号など、大規模な災害に対して迅速に対応し、年間約1万5000人の診察と2000人の手術を行っています。

このような国際的な訓練を通じて、ジャパンハートはASEAN各国との連携を強化し、さらなる国際緊急救援事業の発展に向けた基盤を構築していく考えです。今後も彼らの活動に注目が集まることでしょう。ジャパンハートが持つ経験や知識は、災害支援の分野においてますます貴重なものとなっていくことでしょう。

詳細については、ジャパンハートの公式ウェブサイトを訪問してください。

会社情報

会社名
特定非営利活動法人ジャパンハート
住所
東京都台東区寿1-5-101510ビル 3階
電話番号
03-6240-1564

トピックス(エンタメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。