草加市で開催された谷塚小学校通りストリートデザインワークショップ報告

草加市での画期的な試み

2023年9月1日と9月29日の2日間にわたり、東京都草加市の「ソーシャルスクエア草加谷塚店」にて、地域の安全性を高めることを目的とした「谷塚小学校通りストリートデザインワークショップ」が開催されました。主催は草加市都市計画課で、NPO法人ソーシャルデザインワークスの協力を得て行われました。

ワークショップの目的

このワークショップは、谷塚小学校通りを中心に、地域の商業施設を活用しつつ、安全で快適な歩行空間を実現するための取り組みです。子どもたちが通う道をさらに安全にし、また地域住民が安心して歩ける環境をどう築いていくかを、参加者全員で模索します。

開催の様子

第2回と第3回のワークショップには、各回約20名の市職員や地域住民が参加しました。参加者は「えんたくん」と呼ばれるツールを使ってグループでの意見交換を行い、新しいアイディアを出し合いました。実際に歩行者の視点から見た意見や改善提案が数多く寄せられ、地域の特性を生かしたデザインの重要性が確認されました。

具体的な活動内容

- 第2回: 地域のニーズを把握するためのディスカッションやアイディア出しが行われました。
- 第3回: 参加者が5つの観点からデザイン案をプレゼンし、それぞれの視点を融合させる試みが行われました。

これからの活動

今回のワークショップは、全4回のうちの一部であり、これに続いて10月に社会実験が予定されています。実験では、参加者たちがデザイン案を実際に体験し、その実現可能性を確認します。社会実験の場には、ソーシャルスクエア草加谷塚店も出店し、地域とのつながりを深めることが期待されます。

ソーシャルスクエア草加谷塚店について

ソーシャルスクエア草加谷塚店は、2025年4月にオープン予定の多機能事業所で、社会との関わりを深めるための訓練や支援を提供しています。この地域がかつて日光街道の宿場町として人々の憩いの場であったように、ここでも人々が一息つける場所を目指しています。新しいことに挑戦しやすい環境を整え、社会の中での自分の居場所を見つけやすくすることが、ソーシャルスクエアの目標です。

NPO法人ソーシャルデザインワークスの役割

私たち、NPO法人ソーシャルデザインワークスは、地域の人たちが幸福を追求できるよう、互いに協力し合える文化の創造を目指しています。また、社会貢献活動を通じて、人や街、文化を豊かにする取り組みを続けています。私たちの行動が地域に勇気を与え、より多くの人々の人生の質を向上させることができると信じています。