博多やりうどんが初の海外出店、香港に進出決定

博多ならではの本格うどんが、海外の地に進出します。福岡県筑紫野市に本社を置く株式会社西鉄ストアは、香港に初の海外店をオープンすることを正式に発表しました。その新店舗は、尖沙咀（チムサーチョイ）という香港の観光名所に位置する複合商業施設『The ONE』内に、2025年7月に開店予定です。

この「博多やりうどん香港店（仮称）」は、福岡で長年愛されてきた人気メニューを中心に、おつまみやお酒も提供するスタイルの”うどん居酒屋”です。福岡の店舗で味わえる「博多やりうどん」や「白カレーうどん」、さらには地元の日本酒もラインナップに加え、訪れる外国人や旅行者にも本場の味を楽しんでもらうことを目指しています。店舗で使用される麺やスープは、福岡から直送されるため、現地でも安心してその味を楽しむことができます。

尖沙咀地区は、多くの観光客が集まる賑やかなエリアで、周辺には高級ホテルや多様なレストランが揃うことから、博多やりうどんも多くの人々に親しまれることでしょう。

株式会社西鉄ストアは、1967年に設立された「やりうどん」を中心に働きかけ、地域の食文化を支える企業です。福岡市や久留米市に計3店舗展開し、長年にわたって「食」を通じて地域貢献をしてきました。今回の香港出店により、これまでの活動を海外に広げる新たな一歩を踏み出します。

今後の展開として、中国やマカオ、タイなどアジア圏でもさらなる出店計画が進められています。福岡の地元民に長年親しまれてきた「やりうどん」の魅力を、広く世界の人々に伝えるというのが、西鉄ストアの大きな目標です。

店舗の詳細について

- 所在地: 香港尖沙咀彌敦道100複合商業施設『The ONE』（予定）
- 開業日: 2025年7月頃（予定）
- 営業時間: 12:00～24:00
- 店舗形態: うどん居酒屋
- メニュー: 選りすぐりの福岡メニューをはじめ、気軽に食事や飲みを楽しめる内容で展開予定です。

事業展開の流れ
今回の海外進出にあたり、株式会社西鉄ストアはC.L.Group Cuisine Company Limitedとのフランチャイズ契約を締結しました。この協力のもと、C.L.Groupは香港における立地選定や店舗運営を行うとともに、日本からの食材の供給をJAPOUS株式会社が担っています。これにより、現地の人々に福岡の味を直に届けられる体制が整っています。

今後も、福岡の食文化を活かしたビジネス展開が進む中で、地域活性化に向けた取り組みが更に広がることが期待されます。これにより、博多やりうどんが世界中の人々に福岡の魅力を伝える架け橋となることでしょう。私たちもその行く末を注目していきたいと思います。