AIが変える眼科診断
2017-08-28 13:28:31
人工知能が網膜剥離を早期発見!AUC98%の精度で医療界に革新をもたらす
AIによる網膜剥離判定が進化
株式会社Ristは、国内最大規模の眼科診療を行う社会医療法人三栄会ツカザキ病院眼科と連携し、人工知能(AI)を使用した網膜剥離の判定においてAUC98%という高い精度を達成しました。この研究結果は、権威ある英国の学術誌に掲載され、医療分野におけるAIの導入が新たな可能性を生んでいます。
失明のリスクを軽減
網膜剥離は、迅速な診断と治療が不可欠な疾患です。失明につながる危険があるため、早期発見が重要です。Ristとツカザキ病院眼科は、ディープラーニングを活用し、広角眼底画像を分析。これにより、正常な眼と網膜剥離の眼を99%に近い確率で識別し、医療現場での診断精度の向上に寄与しました。
遠隔医療の実現
特に注目すべきは、この技術が医療過疎地域においても活用可能である点です。AIを搭載した診断システムにより、専門医が不在の地域でも遠隔での眼科診療が実現でき、より多くの患者に迅速な治療を提供できることが期待されます。また、健診を通じて早期発見を促進するためのシステムとしても機能し、医療現場での活用が進むでしょう。
先端技術の未来
今回の研究に使用されたのは、Optos社製の広角眼底画像です。従来の非散瞳眼底カメラと比較して、約4倍の視野を持ち、2mmの自然瞳孔から眼底の80%を撮影可能です。これにより、従来の技術に比べ、より多くの情報を素早く効率的に収集できるため、診断の質が向上します。
Ristでは、今後も様々な眼底疾患に対するAIの応用を進め、医療の現場でのさらなる発展を目指しています。さらに、ツカザキ病院眼科との連携を深め、全国規模でこの技術を普及させる計画です。
Ristとツカザキ病院の紹介
株式会社Ristは、先端技術を駆使して社会課題を解決する企業です。人工知能技術を用いた解析や開発を専門としており、医療分野におけるニーズにも応えています。特に全国的な医療機関との共同研究を通じて、目の病気への理解を深め、治療法の改善を目指しています。
一方、ツカザキ病院眼科は、兵庫県姫路市を中心に、急性期医療を提供する重要な医療機関です。高度な医療を提供するための施設と専門医が揃っていることから、地域医療に大きく貢献しています。
まとめ
AIを活用した網膜剥離判定は、今後の眼科医療のあり方を大きく変える可能性を秘めています。株式会社Ristとツカザキ病院眼科の協力により、網膜剥離だけでなく、さらなる眼科疾患の診断も進化していくことが期待されます。医療業界全体がこの進化を受け入れ、より良い医療提供につなげていくことが求められています。
会社情報
- 会社名
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株式会社Rist
- 住所
- 京都府京都市下京区五条通河原町西入本覚寺前町830 京都エクセルヒューマンビル 7階
- 電話番号
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