IOWN® APNを活用した新たなオフィスモデルの検証
NTTドコモビジネス株式会社、NTTドコモソリューションズ株式会社、NTTアーバンソリューションズ株式会社、そして株式会社NTTファシリティーズの4社が共同で、IOWN® APNを利用した新しいオフィスモデルの検証を行いました。この取り組みは、高度なICT機器をオフィス外に集約することで、オフィス内の空間を有効活用し、消費電力の削減を図ることを目指しています。
1. 検証の背景
近年、多くの企業が業務の効率化や生産性向上を図るために、高度な計算能力を求めています。特に建設や設計の分野では、BIM(Building Information Modeling)技術が活用されており、ゲームや映像制作でも映像処理の技術が求められています。しかし、従来のオフィス環境では、高度なICT機器を設置するための条件が厳しいため、企業はその運用方法に苦慮していました。ここでIOWN® APNを用いることで、従来の制約を解消し、高度なICT環境をオフィスで遠隔操作することが可能となります。
2. 検証の概要
本検証は2025年10月から11月にかけて、秋葉原UDXの「未来のオフィス 4×SCENE®」と田町グランパークの共創スペース「FL@T®」を使用して行いました。10社の外部企業が協力し、各種デモコンテンツを通じてIOWN® APNの性能を評価しました。これには、映像伝送品質、タスクの反応速度、業務への適用性などが含まれます。
システム構成
検証では、次の3つの構成を使用しました。
1.
高精細映像を非圧縮で伝送する100Gbps回線
2.
高精細映像を圧縮して伝送する10Gbps回線
3.
比較用として一般的なインターネット回線
これにより、外部企業の皆さんがBIM環境やPCゲームを体感し、IOWN® APNの有用性を検証しました。
3. 検証の成果
結果として、多くの外部企業から高く評価され、90%以上がIOWN® APNの操作性について良好な評価を下しました。特に、GPUマシンによる高性能なデータ処理が待機時間の短縮に寄与するとの声もありました。また、サーバー室の集約によって得られたスペースをワークプレイスに再設計することがオフィス環境の改善につながるとの支持も得られました。
4. 今後の展開
NTTドコモビジネスは、今後も検証成果を基に、共創ワークプレイス「OPEN HUB Park」での展示とユーザーのフィードバックを集めていく方針です。さらに、次世代の情報通信基盤「IOWN®」の実現に向けて、新しい価値の提供と圧倒的な超・低消費電力化を進める計画です。
このように、IOWN® APNを利用した新たなオフィスモデルの検証が、企業の生産性向上やオフィス環境改善に貢献する可能性を示しています。今後の進展に大いに期待が寄せられています。