ユニ・チャームの新たな挑戦
ユニ・チャーム株式会社は、温室効果ガス削減に向けて画期的な一歩を踏み出しました。2023年、同社はScience Based Targets Initiative(SBTi)の認定を受け、1.5℃の温度上昇抑制を目指す目標を達成しました。この取り組みは、企業が環境問題に敏感になり、持続可能な開発を進める上での重要な指標となります。
SBT 1.5℃目標について
SBTiは、企業が温室効果ガス排出削減目標を科学的根拠に基づいて設定することを支援する国際的なイニシアティブであり、ユニ・チャームは2018年にSBT 2.0℃目標として認定を受けて以来、世界的な気候変動への取り組みの重要性が増す中、改めて1.5℃目標の認証を申請しました。
目標の具体的な内容は、2021年を基準年とし、2031年までに次の削減率を達成することを掲げています:
- - スコープ1およびスコープ2の温室効果ガス排出量:46.2%削減
- - スコープ3の温室効果ガス排出量:27.5%削減
これにより、企業活動全体における環境負荷を大きく減少させることを目指しています。
持続可能な開発目標(SDGs)への貢献
今回のSBT 1.5℃目標の認定取得は、ユニ・チャームが掲げる持続可能な開発目標(SDGs)にも深く関わっています。特に、以下の目標に貢献できると考えています:
- - 目標7:エネルギーをみんなに、そしてクリーンに
- - 目標9:産業と技術革新の基盤をつくろう
- - 目標12:つくる責任、つかう責任
- - 目標13:気候変動に具体的な対策を
この目標達成に向けた積極的な取り組みを通じて、ユニ・チャームは環境問題の解決や社会課題の克服にも寄与することを目指しています。
今後のビジョン
ユニ・チャームは、持続可能な環境への貢献を常に意識し、製品やサービスを通じて持続可能な社会の実現に向けて取り組みを続けます。さらなるイノベーションを追求し、企業全体としての責任を果たしながら、次世代に豊かな地球を残すための努力を惜しまない意向を示しています。
このような動きは、他企業にも大いに影響を与えるでしょう。企業が持続可能性を重視し、環境負荷を削減するための積極的な施策を導入することで、より良い未来を築いていく姿勢が求められています。
関心がある方は、以下のリンクからユニ・チャームのサステナビリティに関する情報をご覧いただけます:
会社概要
- - 社名:ユニ・チャーム株式会社
- - 設立:1961年2月10日
- - 本店所在地:愛媛県四国中央市金生町下分182番地
- - 本社所在地:東京都港区三田3-5-19 住友不動産東京三田ガーデンタワー
- - 社員数:グループ合計16,223名(2023年12月時点)
- - 事業内容:ベビーケア関連製品、フェミニンケア関連製品、ヘルスケア関連製品、化粧パフ、ハウスホールド製品、ペットケア関連製品、産業資材、食品包材等の販売。