東洋医学に新たな視点をもたらす一鍼堂の新刊
鍼灸院・一鍼堂がリリースした新刊『東洋医学考 第一巻 ―肺―』は、東洋医学に関心がある人々、専門家、そして学びを深めたい方々に向けた画期的な書籍です。本書は、一鍼堂の長年にわたる研究成果の一部をまとめたものであり、東洋医学の神秘的なイメージを払拭し、その理論の明快さを伝えようとしています。
鍼灸院・一鍼堂の理念
一鍼堂は、創業以来、鍼と灸に特化した施術を行い、さまざまな病や症状に立ち向かってきた歴史を持っています。肩こりや腰痛といった一般的な症状から、潰瘍性大腸炎やリウマチ、さらには西洋医学で手に負えない難病まで幅広く扱い、鍼と灸だけで治療する専門家集団として全国で名を馳せています。
東洋医学の真髄
本書の焦点は「肺」に絞られており、その重要性について深く掘り下げています。著者は「横隔膜から上は、非常に位の高いものの為の場所であり、蔵府では、肺と心のみがそこに座することが許される」と述べています。このように肺は、東洋医学において非常に特別な役割を果たします。
本書の内容
『東洋医学考 第一巻 ―肺―』は、以下のような充実した目次で構成されています:
- - ことの始まり/臓腑の存在を中心に学問する
- - 【肺】肺位について
- - 肺気をイメージしてみる
- - おまけ、弟子の失態
- - 天子
- - 肺と宗気
- - 〜シリーズ黄帝内経〜『黄帝内経』概要
- - 東洋医学と鍼灸治療の本質
- - 清と濁
- - 肺と腠理の関係
- - 学びと書籍化の趣旨
- - 他、多数
このように多岐にわたるテーマがあり、その中で東洋医学の基本的な概念や実践的な知識が詳述されています。
著者とそのメッセージ
著者は一鍼堂出版で、そのスタッフは現場での実践を通じて得た経験をもとに、東洋医学の魅力やその実用性を伝えています。彼らは「未知のものを学問する楽しさや物事の捉え方、生き方を東洋医学の視点で伝えていく」と語り、本書が読者にとって学びの糧となることを願っています。
書籍情報
- - 書名: 東洋医学考 第一巻 ―肺―
- - 著者: 一鍼堂出版
- - 出版社: パレード
- - 発売日: 2025年1月21日
- - ISBN: 978-4-434-34758-0
- - 価格: 4,400円(税別)
この新刊は、東洋医学の深い理解を提供する一冊となることでしょう。興味がある方はぜひ手に取ってみてください。
まとめ
『東洋医学考 第一巻 ―肺―』は、東洋医学をより身近に理解するための素晴らしいリソースです。一鍼堂の専門家たちによる知識と経験が詰まったこの本を通じて、東洋医学の真髄に触れる機会を得られることは間違いありません。興味を持つ全ての人にとって、必読の一冊といえるでしょう。