新オフィスデザイン
2025-02-28 13:49:19

イトーキが提唱した新オフィスデザイン戦略「ITOKI SENSE 2025」

イトーキが掲げる新たなデザイン指針「ITOKI SENSE 2025」



株式会社イトーキは、新たに「ITOKI SENSE 2025」というデザイン指針を発表しました。この指針は、現代の多様化した働き方に対応した、オフィス空間やプロダクトデザインのあり方を再定義するものです。企業の生産性を向上させるために、デザインの力をフルに活用し、色・素材・仕上げ(CMF)に焦点を当てています。

働き方の変化によるオフィスの役割


aリモートワークやフリーアドレスなどの働き方の変革により、オフィスの役割は従来の「執務の場」から「人的資本を最大化する場」へと変化しています。企業はもはやオフィスを単なる経費ではなく、投資対象と見なすようになっています。イトーキの日本橋オフィスもその良い例で、デザイン重視のリニューアルを重ねることで、企業のエンゲージメントや生産性向上を実現しています。

新たに発表された「ITOKI SENSE 2025」の4つのコンセプト



「ITOKI SENSE 2025」では、「やわらぐ(Gentle)」「ととのう(Harmony)」「つむぐ(Timeless)」「はねる(Curiosity)」という4つのコンセプトが掲げられています。これらのコンセプトは、働く人々の感情や想いに寄り添ったデザインを目指しており、特に健康的で多様性を尊重した空間の実現に向けて設計されています。

  • - やわらぐ(Gentle): ベージュやニュートラルカラーを用いることで、穏やかで清潔感のある印象を与えます。
  • - ととのう(Harmony): グレーやチャコールといった無彩色を基盤に、深みのある色合いや高品質な素材を使い、落ち着いた空気を演出しています。
  • - つむぐ(Timeless): 木材や石など、時を経ても価値が変わる素材を取り入れ、安心感を与えつつ長寿命の価値を提供します。
  • - はねる(Curiosity): 色の組み合わせや素材のユニークな使い方など、創造性を促進する要素が散りばめられています。

「ITOKI SENSE 2025」の実施例と具体的な空間デザイン


日本橋の「ITOKI DESIGN HOUSE」では、「ITOKI SENSE 2025」が実装され、居場所としての生産性を高め、メンバー間の広い接点を持つ居心地の良いオフィスを実現しています。リニューアルされた11Fのカフェスペースは、従来の打ち合わせ中心の空間から、フレキシブルに執務にも利用できるようにデザインされています。「つむぐ(Timeless)」をテーマにしており、より落ち着いた雰囲気を持つ「WORK TERRACE」として生まれ変わっています。

特に執務エリアにおいては、個人作業を重視したデザインから、チームコラボレーションを促進するために柔軟性と創造性を引き出す設計に変更されました。全体として、自然素材を採用した落ち着いた空間が特徴で、訪れる人々がリラックスできる環境を提供しています。

CMFの重要性と特設サイトの開設


イトーキは、CMF(Color, Material, Finish)を通じて、オフィス空間の質を向上させる取り組みを続けています。これに関連して、CMFに関する特設サイト「ITOKI CMF DESIGN web」を公開しました。このサイトでは、CMFのコンビネーションを試すシミュレーションツールも提供されており、ユーザーはその機能を活用して自身のオフィスやプロダクトに最適な色・素材・仕上げを検討できるようになっています。

今後の展望


株式会社イトーキは、これからも働く場所やスタイルの変化に対応して、様々な空間デザインや環境を提案していく予定です。「ITOKI SENSE 2025」に基づく新たな取り組みやプロジェクトが、企業や組織のニーズに沿った形で進められることが期待されます。これにより、企業の生産性向上やエンゲージメントの深化に貢献することを目指しています。


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会社情報

会社名
株式会社イトーキ
住所
東京都中央区日本橋2-5-1
電話番号

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