ウェアラブル心電計の新製品開発、ココロミルがGREEN SPRINGSでテストマーケティングを実施

ココロミルが新製品開発のテストマーケティングを実施

株式会社ココロミルが、心疾患の早期発見と予防に特化した新製品開発の一環として、GREEN SPRINGSでテストマーケティングを行いました。この活動は、公益財団法人東京都中小企業振興公社の支援を受けて実施され、自宅で簡単に長時間心電図を測定できる「ホーム心臓ドック®」を中心に設計されています。

心臓病の早期発見を目指して

ココロミルは、「病気で後悔しない社会へ」というビジョンを掲げ、高精度な小型心電計を利用して長時間の心電図測定を可能にしています。心電図データは、心拍数や不整脈の兆候を把握するだけでなく、ストレスや睡眠の質を測定することで、健康をサポートする役割も果たします。日本では心疾患に起因する突然死が日々発生しており、厚生労働省の調査によると心疾患は死因の上位に位置しています。これらの数字から、心疾患に対する取り組みの重要性が再認識されています。

テストマーケティングの成果

テストマーケティングは2025年3月1日に実施され、23名の参加者からのアンケートを通じて新製品に対する反応を集めました。その結果、なんと86%の参加者が「購入を検討する」と回答し、「家族へのプレゼントとして考えたい」との意見もありました。このことから、新製品に対する興味が高まっていることが示唆されています。

さらに、参加者の78%は「健康上の問題を感じていない」と回答し、83%は「胸の痛みや動悸を感じたことがない」としていました。しかし同時に、過去のデータによると多くの人が不整脈に気づいていないことが明らかになっており、この新製品が無自覚な健康リスクを早期に発見することにつながる可能性があります。

新製品の特徴と期待される効果

新製品については、ウェアラブルデバイスの機能に対する関心が高く、特に「睡眠の質の測定」が最も注目されています。調査では、心拍数や心電図のモニタリング機能についても高い需要が確認され、医療機関とデータを共有したいという意見もありました。つまり、健康データの可視化に対する関心が高まっているのです。

また、製品の使用に際しては「装着の快適さ」と「価格」が懸念材料として挙げられました。これにより、消費者は快適で安価な製品を求めており、ココロミルは今後、これらのニーズに対応した製品を開発していくことが求められています。

健康寿命の向上を目指して

ココロミルは、今後も多くの人々に自分自身や家族の健康状態を可視化させる道を模索し、健康寿命や生活の質を向上させるための取り組みを続けます。新製品の開発が進む中、心疾患の早期発見に寄与する製品が市場に普及することを期待しています。詳細情報や製品に関するお問い合わせは公式サイトで確認できます。

株式会社ココロミル公式サイト

出典：公益財団法人日本AED財団、厚生労働省、その他に基づくデータ