昨今のAIと組織の融合に迫るイベント『AI ON LIVE』
2025年9月2日、挑戦者の支援を目的とするプロトスター株式会社が主催したカンファレンス『AI ON LIVE』が東京大学 伊藤謝恩ホールで開催されました。このイベントには、事前申込で1,000名以上が参加し、参加者の満足度は91%にも達するという高評価を得ました。
組織変革を目指す多様な業界のビジネスリーダーたち
参加者の多くは、AIを活用した組織の変革を目指すビジネスリーダーたち。イベント後に実施したアンケートでは、AI活用に対する期待と課題が浮き彫りになりました。
参加者の属性を見てみると、IT業界が約39%と最多ですが、製造業やコンサルティング業界の参加者も多く、AIの導入が特定の業種にとどまらないことが明確になりました。この事実は、AIの重要性があらゆるビジネス領域で認識されていることを示しています。
組織の規模を問わない関心の広がり
さらに、参加者の中には大企業からスタートアップまで多様な規模の企業が含まれていました。大企業(従業員5,001名以上)は約16%を占める一方、10名以下のスタートアップも約28%を占め、AIが事業成長に必要不可欠であるとの強い認識がうかがえます。これにより、AI活用が単なる効率化ツールにとどまらず、組織全体の経営方針に影響を与えることが示されました。
意思決定層が占める参加者の半数
また、参加者の約半数は課長職以上の意思決定層であり、これがAIを導入する際の経営課題としての認識が明確であることを示しています。AI活用についての議論は、単なるツールの導入に留まらず、組織の戦略に深く関わるものとして捉えられています。
参加者からの声 – AI導入における現実的な課題
参加者の悩みや期待についても具体的なデータが示されました。54%の参加者が社内の理解不足やリテラシーの低さを挙げ、続いて自社に合った活用法の模索やデータ基盤の整備の不十分さが指摘されました。特に「リテラシー不足」は、多くの組織がAIの価値を理解しきれない現状を露わにしています。
また、全社的な業務改善やナレッジの共有に関する期待も高く、組織内部のサイロ化を打破し、全体の生産性を向上させたいと考える声が多く聞かれました。
AI実装の新たなフェーズへ
『AI ON LIVE』を通じて確認されたのは、企業がAIの利点を理解している一方で、実際の導入やその後の浸透に関しては多くの課題を抱えているという現実です。技術の話を越えて、組織がどう変化すべきかという根底的な議論が求められています。
プロトスターの今後の展望
プロトスターは、このイベントを一過性のものにせず、今後も参加者が学び、つながり、成長できる機会を提供し続けていきます。この熱気を活かし、企業のAI実装を加速させる具体的なソリューションを提供する考えです。また、参加者や登壇者全員に感謝の意を表し、引き続き挑戦者を支援する姿勢を堅持します。
会社概要
プロトスター株式会社は、挑戦者と共により良い未来を築くことをミッションに、各種企業支援を行っており、国内最大級の起業家・投資家マッチングサービスや起業家支援メディアの運営を経て、AIに関連する多くの知識を結集し、未来に光を届ける活動を展開しています。