診療現場の革新を支える「カルステップ」、急成長の理由とは
医療現場に新たな風を吹き込む「カルステップ」。この医療支援AIは、導入からわずか半年足らずで100の医療機関での使用が決まり、その勢いは止まることを知らない。特に、多忙な医師たちの間で「踏むだけで使える」というシンプルな操作が、業務効率化の鍵となっている。このシステムの背後には、合同会社MJSカンパニーの革新的な発想と情熱がある。
医療現場のDXを推進
群馬県前橋市に本社を置くMJSカンパニーは、医療現場のデジタルトランスフォーメーション(DX)を目指して「カルステップ」を開発した。このシュライバーは、医師が手をキーボードから離し、患者との会話に全力を注げるよう設計されている。
「カルステップ」の主な特徴は、直感的なフットスイッチ操作にある。診察中、医師はスイッチを踏むだけで会話の録音や自動要約、カルテの転記が完結できるため、診療の流れを妨げることなく患者との対話に集中できる。これにより、医師たちはより温かい医療を提供する環境を実現できている。
ユーザー数急増の背景
特筆すべきは、カルステップが広告宣伝費をほとんどかけず、X(旧Twitter)や口コミのみで導入施設数が急増した点だ。この結果、継続率92.4%を記録。利用した医療機関での満足度が非常に高いことが、急成長の背景にある。
実際、2025年7月16日の販売開始から半年で100施設の導入が決まった。導入の相談を含めると、すでに200施設の規模に達しているとのこと。これも、シンプルな操作性と実績から来る信頼が大きい。
料金体系の見直しと開発強化
それに伴い、2026年4月1日から料金体系が一部改定される。新規の顧客が対象となり、初期ライセンス料77,000円(税込)は据え置かれ、月額メンテナンス料として5,500円(税込)が新設されることになった。これにより、さらに安定したサービス提供と、Macやタブレット版の開発が加速される。
現時点では、2026年3月末までに導入された既存ユーザーは、現行料金で継続利用が可能だ。この措置は、カルステップを支えてきたユーザーへの感謝を込めて行われるものだ。
チーム医療の質を向上
診察の要約は、リアルタイムでGoogleスプレッドシートに出力され、医療チーム全体が情報を即座に共有できる仕組みを採用している。これにより、医療クラークやスタッフとの共働きが進み、カルテ作成や次の診療準備がスムーズに行えるようになる。この「カルステップ」は、ただのツールではなく、医師たちの強力なパートナーとなっているのだ。
パートナー企業の募集
また、MJSカンパニーは、カルステップを支えるパートナー企業の募集も行っている。医療機関との接点を持つ企業が対象となり、紹介から販売までの柔軟なモデルを用意している。これにより、医療従事者が患者と向き合う時間を増やすためのサポートを行いたいとの思いがある。
将来的な展望
MJSカンパニーのCEO丸山潤氏は、今後の展開を「カルステップ」を医療現場における音声記録のスタンダードにすることだと語る。ユーザーからのフィードバックを基にAIの要約精度を向上させ、主要な電子カルテシステムとの連携を強化する方針だ。また、多くのニーズに応じたMac版やタブレット版の開発も進行中で、より広範な医療機関にサービスを届けるための努力が続けられている。
「テクノロジーは人と人を引き離すのではなく、つなぐためにあるべきだ」と丸山氏は訴える。「カルステップ」が医療現場の負担を軽減し、理想的な医療を実現するための一助となることを願ってやまない。私たちは、これからもその理念を胸に、さらなる挑戦を続けていく。
公式ウェブサイト:
MJSカンパニー