高齢社会を見つめるシルバー川柳
高齢化が進む日本において、高齢者の生活や想いを伝える手段として注目されている「シルバー川柳」。公益社団法人全国有料老人ホーム協会(以下、協会)は、5月1日から7月5日までの期間に第13回「シルバー川柳」の作品を公募開始しました。このコンテストは、「敬老の日」である9月16日を迎えるにあたり、高齢者の声を多くの人に届けることを目的としています。
シルバー川柳の魅力とは
シルバー川柳は、高齢者が自分の日常や生活の中で感じたことを五・七・五の形で表現するもの。自作未発表であれば、誰でも応募可能です。昨年の第12回には9,353作品が寄せられ、高齢者の参加が増加したことが特筆されています。平均年齢は65歳で、最年長者は100歳、最年少者は8歳という幅広い年齢層の応募者が集まりました。
昨年の入選作品
昨年の公募では、以下のようなユニークで心温まる作品が選出されました。
- - 三時間待って病名「加齢です」
- - 指一本スマホとオレをつかう妻
- - LED使い切るまで無い寿命
- - 女子会と言って出掛けるデイケアー
- - 紙とペン探してる間に句を忘れ
- - 改札を通れずよく見りゃ診察券
お申し込み方法と締切
作品の応募方法は、はがきに川柳を記載し、郵便番号、住所、氏名、年齢、性別、職業、電話番号を記入して送付します。応募点数は1枚のはがきにつき最大3作品までですが、点数制限はありません。このコンテストの特性上、作品の権利は協会に帰属しますので、注意が必要です。
応募先と締め切り
応募先は東京都中央区にある協会の事務所です。応募締切は7月5日(金)必着。入賞作品は9月上旬に発表される予定で、入選者には賞金1万円と表彰状が贈られます。
高齢者の声を発信
シルバー川柳を通じて、高齢者が日々感じていることや、社会に伝えたい思いを発信することができます。あなたもこの機会に、高齢者の視点でならではの詩を詠んでみませんか? 作品を通じて、あらゆる世代の理解が深まることを期待しています。
応募規定、方法など詳しい内容は協会のホームページをチェックしてください。あなたの応募をお待ちしています!