沖縄とエストニア・ラトビアがMOUを締結
2019年1月、沖縄県はエストニアのSTACC(エストニア科学技術研究開発センター)とラトビアのLIAA(ラトビア投資開発公社)との間で、相互の連携を強化するための覚書(MOU)を締結しました。このMOUの締結を通して、沖縄は新たなビジネスチャンスを生み出し、国際競争力を高めることを目指します。
MOU締結の背景と目的
沖縄県はITを活用した産業の成長を目的に、ISCO(沖縄県産業支援機関)を設立しています。ISCOはエストニアとラトビアとの連携により、IT業界の振興を図りつつ、研究開発の分野における競争力を高めることを重要視しています。特にエストニアのSTACCは、高度なデータサイエンスと機械学習の研究を行っており、沖縄県の企業にとって革新をもたらす存在となることが期待されています。
知事とCEOの出席
MOU調印式には沖縄県の富川盛武副知事が出席し、エストニアの式典にはSTACCのCEOクリスチャン・エリアン氏、ラトビアの式典にはLIAAの副大臣エリクス・エグリーティス氏がそれぞれ出席。また、ISCOの青木栄二セクションマネージャーも調印式に参加し、各国の代表者による挨拶が行われました。
STACCとの連携
STACCとの連携では、次のポイントが挙げられます:
- - 展示会やイベントへの参加促進: 両者がそれぞれ開催するイベントでの相互支援を行い、テクノロジー企業の交流を促進します。
- - ビジネスマッチング: 企業間のネットワーキングやアライアンス支援を通じて、双方が利益を享受できる関係を築きます。
- - 共催イベント: テクノロジーやビジネスに関するイベントを共同で開催し、双方の存在感を高めます。
LIAAとの連携
ラトビアのLIAAとの連携においては以下の事項が強調されています:
- - ICT領域のビジネスチャンスの創出: 両地域の民間企業間で情報交換を行い、ビジネスマッチングイベントやセミナーなどの共同イベントを通じて専門的なネットワークを拡大します。
- - プロモーション活動: IT領域における各種イベントのプロモーションを促進し、沖縄とラトビアの企業の相互の利益を守ります。
結論
このMOU締結は、沖縄が国際的なビジネス拠点としての地位を一層強化する可能性を秘めています。データサイエンスやICT分野における新たな連携によって、今後の発展が期待される沖縄県とエストニア、ラトビアの関係から目が離せません。
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