新エッジAIプラットフォーム「PLECO」シリーズ
2026年6月1日、PiLink株式会社が新たに発表した産業用途向けエッジAIプラットフォーム「PLECO」シリーズのハイエンドモデル「PLECO E5」とエントリーモデル「PLECO E4」が、いよいよ販売を開始します。これらの製品は、Raspberry Pi 5(Compute Module 5)およびRaspberry Pi 4(Compute Module 4)を基盤にしており、それぞれ異なるニーズに応じた性能とコストを提供します。
PLECOの開発背景
製造業界におけるAI活用が進む中で、企業はクラウドから現場へのシフトを急いでいます。特に工場やインフラにおいては、リアルタイムでのデータ処理、高い安定性、そしてセキュリティの要件がますます重要になっています。しかし、初期導入時のコストや専用ハードウェアの必要性、また拡張性に関する課題は依然として多くの企業のAI導入を妨げていました。そこで、これらの課題を解決するために開発されたのが「PLECO」シリーズです。このプラットフォームは、製造現場でのAIの適用を革新することを目的としています。
製品概要
「PLECO」シリーズの主な製品は以下の2機種です。
1.
PLECO E5(高性能モデル)
- Raspberry Pi 5ベース
- 高速処理と優れた拡張性が特長
2.
PLECO E4(低価格モデル)
- Raspberry Pi 4ベース
- コスト重視で、小規模システム向け
主な仕様(PLECO E5の概要)
- - プロセッサ: BCM2712 Arm Cortex-A76 Quad-core
- - メモリ: RAM 8GB, eMMC 64GB
- - 外部インターフェース: ユニークなI/Oポート構成を持ち、通信や表示機能も充実。
産業用途に特化した高信頼設計
- - 動作温度範囲:-20~+65℃
- - DC9~40V電源対応
- - ファンレス設計により静音性を確保
- - ハードウェアウォッチドッグとセキュリティチップを搭載
- - 24時間365日運用が可能
さまざまなアプリケーション
「PLECO」シリーズは、工場の異常検知や保全、インフラの遠隔監視、ロボットや搬送装置の制御、データの収集と分析など、幅広い用途に対応しています。特に、高い柔軟性を持つモジュラー設計が際立っており、LTE通信モジュールやAIアクセラレータなど、多様なオプションが用意されています。
機能とメリット
「PLECO」は開発環境にノーコードやローコードを採用しており、生成AIを活用した迅速なソフトウェア開発が可能です。これにより、設備の監視、データ処理、AI推論などのアプリケーションを容易に構築できます。また、CODESYSに対応することで、AIとIoT処理を統合したシステムの構築が容易に実現可能です。
今後の展望と展示会情報
「PLECO」は2026年6月2日から5日にかけて、台北で開催されるCOMPUTEX 2026のInnoVEXエリアに出展されます。このプラットフォームがどのように製造業を革新するか、ぜひご注目ください。
PiLink株式会社は、今後も製造業向けの先進的なエッジAIソリューションを提供し、業界のニーズに応えていく所存です。
詳しい情報やデモを希望される方は、ぜひPiLinkの公式ウェブサイトをご覧ください。