アイ・テック、EVトラック導入
2024-01-18 11:30:01

静岡県内初!アイ・テックがEVトラックeCanter®導入、脱炭素化へ大きく前進

静岡県内初!アイ・テックがEVトラックeCanter®を導入し、脱炭素化を加速



1923年創業の鉄鋼商社、株式会社アイ・テックは、2月9日、清水支店に三菱ふそうトラック・バス株式会社の電気小型トラック「eCanter®」を導入しました。静岡県内企業としては初の導入事例となります。

アイ・テックは創業100周年を迎え、「どこにでもあるを、未来にも。」をスローガンに掲げ、メーカーとユーザーを繋ぐ事業を展開しています。4つの岸壁工場を持ち、鉄鋼メーカーからの鋼材の大量輸送を海上輸送化することで、脱炭素化にも積極的に取り組んできました。

今回のeCanter®導入は、鉄鋼業界における世界的な脱炭素化の流れを背景に、物流と工場機能のエネルギー脱炭素化を目指す取り組みの一環です。国土交通省の物流脱炭素化促進事業にも関連しており、同社の社会貢献活動の一環として位置づけられています。

eCanter®導入のポイント

静岡県内初導入: 県内企業におけるeCanter®導入の先駆けとして、業界に大きなインパクトを与えています。
社員参加型デザイン: トラックのデザインは、アイ・テック社員とその家族によるアイデアを基に、「環境に優しく、次世代に繋げる」をテーマに決定されました。
用途: 清水支店管轄エリア内の鋼材運搬、納品、その他営業活動に使用されます。

脱炭素化に向けた包括的な取り組み

eCanter®導入に加え、アイ・テックは清水支店に以下の設備も導入しました。

EV充電スタンド: 新電元工業株式会社製の急速充電器を設置。充電時間は15~30分です。
太陽光発電設備: 京セラ株式会社製の太陽電池モジュールを第一工場屋根上に設置。年間55万kWh以上の発電が見込まれ、EV充電スタンドや工場の電力供給に利用されます。
蓄電池: ファーウェイ製の蓄電池を導入。太陽光発電で発電した電力の蓄電と、BCP対策として停電時の電力供給に活用されます。

これらの設備は、eCanter®の運用を支えるだけでなく、清水支店のエネルギー効率向上と持続可能性を高める重要な役割を果たします。

今後の展開

アイ・テックは、今回の清水支店での取り組みを皮切りに、全国31拠点への脱炭素化対策の拡大を検討しています。eCanter®導入や再生可能エネルギー活用による脱炭素化は、同社の事業戦略において重要な柱となりつつあります。

2月9日に行われた納車式

納車式には、三菱ふそうトラック・バス株式会社の関係者、アイ・テックの代表者らが出席しました。式典では、三菱ふそうからアイ・テックへ「ゴールデンキー」が贈呈され、社長によるファースト充電セレモニーも行われました。

アイ・テックの積極的な脱炭素化への取り組みは、静岡県のみならず、日本の鉄鋼業界全体に大きな影響を与える可能性を秘めています。今後の展開に注目が集まります。

会社情報

会社名
株式会社アイ・テック
住所
静岡県静岡市清水区中之郷一丁目1番15号
電話番号
054-340-2811

トピックス(経済)

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