ヘラルボニー、世界からの注目を浴びる
株式会社ヘラルボニー(岩手県盛岡市)が、2026年5月19日に米Forbesより発表された「Accessibility 200」に選ばれました。これは、障害の有無にかかわらず、誰もがアクセスできる社会の実現を目指す企業や団体が掲載されたリストです。ヘラルボニーの独自の視点で、アクセシビリティやインクルーシブデザインを新たな価値の創出に結びつけていく姿勢が評価されました。国際社会での認知は、企業の取り組みが高く評価された証ともいえます。
Forbes Accessibility 200とは
「Forbes Accessibility 200」とは、コミュニケーション、モビリティ、教育、ソフトウェアなど、様々な領域においてアクセシビリティの革新を推進している企業や団体、個人を選出する国際的なリストです。2026年版には、6つの大陸から24か国の200社が選ばれるという、昨年よりも倍増した規模での発表となりました。このリストが登場したのは初回が2025年で、今回はその第2回目にあたります。
リスト選定は、世界中の専門家で構成されたアドバイザリーボードが協力し、700件以上の専門家インタビューに基づいています。Forbesのアシスタントマネージャーであるアラン・シュワルツ氏は、アクセシビリティが法律にとどまらず、ビジネスとしても重要なテーマであることを強調し、本リストに登場することの意義を伝えています。
ヘラルボニーのビジネスモデル
ヘラルボニーの特徴的なビジネスモデルは、障害を持つアーティストの作品を「知的財産(IP)」として管理し、その価値を社会に循環させる点にあります。アート販売や福祉支援ではなく、作品のライセンス利用を通じて収益を生む仕組みが構築されています。
作家への報酬の支払いは、著作権の買い取りではなく、作家本人や福祉施設とライセンス契約を結び、使用に応じたロイヤリティを支払っています。このモデルは、従来の市場が求めてきた制作成果物に縛られることなく、作家一人一人の創作ペースに配慮したものです。
作家ファーストの理念
ヘラルボニーは、その他にも「作家ファースト」を掲げ、その理念に基づいてすべての作品について作家の許諾を必要とし、ライセンス利用料を支払うシステムを構築しています。この方針は、国際市場でも重要で、フランスを拠点とする子会社「HERALBONY EUROPE」が、ベルギーやドイツなどの国々で福祉施設を訪問し、アーティストとの信頼関係を築いています。
このように、ヘラルボニーは単なるアートビジネスにとどまらず、社会的責任を果たすために新たなモデルを確立しています。これにより、障害のあるアーティストたちの創造性を活かし、社会全体にインパクトを与え続けています。
フィードバックと今後の展開
HERALBONY EUROPEのCEO、忍岡真理恵は、「Forbes Accessibility 200に選出されたことは大きな節目であり、我々のアプローチの重要性が認められた証」であるとコメント。アートとビジネスの融合が、社会認識を変革する力になると自信を持っており、今後もグローバルなパートナーとともにその可能性を拡げていく意向を示しています。
会社概要
株式会社ヘラルボニーのミッションは「異彩を、放て。」であり、障害に対するイメージを変え、新しい文化を創出することです。障害のあるアーティストの2,000点以上のアートを管理し、正当な報酬を支払うことで持続可能なビジネスモデルを実現しています。これからも多様な事業展開を推進し、国際的なアートシーンにおいて重要な役割を果たし続けるでしょう。
【株式会社ヘラルボニーの詳細は、公式ウェブサイト(https://www.heralbony.jp)をご覧ください。】