岡山大学冨樫教授受賞
2026-01-18 17:33:31

岡山大学の冨樫教授が日本学士院学術奨励賞を受賞!がん研究に新たな道を開く

岡山大学の冨樫教授が日本学士院学術奨励賞を受賞



岡山大学の学術研究院医歯薬学域(医)の冨樫庸介教授が、「第22回(令和7年度)日本学士院学術奨励賞」を受賞しました。この栄誉ある賞は、若手研究者の優れた成果を称え、今後の研究活動を奨励することを目的として創設されたものであり、重要な意味を持っています。授賞式は2027年2月3日に東京都内の日本学士院で行われる予定です。

受賞業績の内容



冨樫教授が今回受賞した理由は、がん細胞の免疫逃避メカニズムに関する画期的な研究成果です。特に、ミトコンドリアの変異に関連する新たながん免疫逃避機構を解明したことが注目されています。がん細胞は宿主の免疫反応から逃げるために、ミトコンドリアを利用し、その情報を周囲のTリンパ球に伝搬させることが確認されました。この発見は非常に驚くべきもので、がん細胞と免疫細胞の相互作用を大きく変える可能性があります。

ミトコンドリアの重要性



がん細胞は、しばしばそのミトコンドリアゲノムに変異を持っています。冨樫教授は、これが腫瘍浸潤Tリンパ球に伝搬し、それによりTリンパ球の機能が抑制されることを示しました。具体的には、変異したミトコンドリアがTリンパ球内でのコピー数を増加させ、その結果、これらのリンパ球が代謝障害を引き起こし、がん細胞を攻撃する能力が低下することが分かりました。これにより、がんは宿主の免疫系から逃れることが可能になるのです。

がん免疫療法への応用



冨樫教授の発見は、今後のがん免疫療法の分野においても大きなインパクトを与えることが期待されます。がん治療の分野では、患者の層別化が重要であり、彼の研究はそのような指標の開発に寄与するでしょう。また、ミトコンドリア伝搬を阻害する治療法の可能性も模索されています。これにより、より効果的な治療法が発展するかもしれません。

教授のコメント



受賞について冨樫教授は、「このたびの受賞は大変光栄であり、偶然の出会いや多くの支えがあってここまで研究を進めることができた」と語っています。彼は、今後も独自の視点やアイデアを大切にしながら、基礎研究から臨床応用に向けた研究を進めていきたいと考えています。

研究支援の重要性



冨樫教授は研究活動の重要性を強調し、多くの研究費や周囲の支えがなければ実現できなかったと述べています。彼の研究室は、岡山大学内外からの多くの協力を得ており、充実した研究環境が整っています。今後も、がん免疫療法や新たな治療法の開発に向けたさらなる進展が期待されます。

このように、岡山大学の冨樫教授の研究は、がん免疫逃避メカニズムに新たな視点を提供し、今後の治療法の革新につながる可能性があります。がん治療の研究者や医療界にとって、非常に期待される成果と言えるでしょう。


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会社情報

会社名
国立大学法人岡山大学
住所
岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス本部棟
電話番号
086-252-1111

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