レスキューバイク発表
2025-10-14 12:25:02

堺市消防局と共同開発した災害用バイク「レスキューバイク」はジャパンバイクショー2025に初登場

災害用電動アシスト自転車「レスキューバイク」の登場



2025年10月、江東区の有明GYM-EXで開催される「ジャパンバイクショー2025」にて、堺市消防局とサカイサイクル株式会社が共同開発した災害用電動アシスト自転車「レスキューバイク」が初めて公開される。これまでにない機能を備えたこの自転車は、災害時の物資搬送や人員輸送を効率良く行うことができると期待されている。

「レスキューバイク」の特長



「レスキューバイク」は、シマノ製の電動ユニットを搭載し、物資の運搬に便利な設計が施されている。特筆すべきは、大人二人が乗ることのできるベンチを装備していることで、運転者のほかに前座席には二名が座ることができるため、総合的な搬送能力を大きく向上させている。

また、応用性も高く、座席を折りたたむことで重いものの搬送も可能となっており、登坂性も良好で、傾斜7度の坂でも容易に進むことができる。最小回転半径はわずか1.35メートルで、小回りが利き、体力に自信がない人でも安心して操縦可能。

この自転車は、電動アシスト機能により、普段自転車に乗ることが難しい高齢者や障がいを持つ方でも「風を感じて」楽しく移動できる設計になっている。

開発の背景と目的



この「レスキューバイク」の開発を進めるにあたり、背景には2018年の西日本豪雨災害がある。災害発生時、消防車両や救急車両が到達できない地点が多数存在し、効率的な物資搬送の必要性が叫ばれた。このことを受けて、優先されるべき人命救助に注力するために、他の活動を効率化できる「災害用自転車」の開発が急務となったのだ。

担当者であるサカイサイクル株式会社のソリューション事業部次長、小川真氏は、「効率的に物資搬送できれば、もっと救助現場に人員を投入できたはず」との思いを語る。災害時の人命救助のためには、自転車活用が不可欠であり、その重要性がますます認識されている。

イベント情報



「レスキューバイク」は、2025年10月15日(水)・16日(木)に開催される「ジャパンバイクショー2025」にて展示される。地域の防災・福祉・交通安全に関心を持つ自治体や法人にとって、有益な情報を得る良い機会となるでしょう。是非、サカイサイクルブースに足を運び、更なる詳細をご確認いただきたい。

公式ウェブサイトでは、出展情報やイベントの詳細も発表される予定だから、事前にチェックしておくことをおすすめする。

販売と価格について



「レスキューバイク」の販売は2026年度中を見込んでおり、価格は未定だが100万円前後で調整中とのこと。オプションパーツを除いた価格見込みではあるが、今後の展開に多くの期待が寄せられている。

この自転車の導入により、災害時の速やかな対応が実現し、人命救助に貢献できることを願ってやまない。


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会社情報

会社名
サカイサイクル株式会社
住所
大阪府大阪市住之江区西住之江2-13-10
電話番号
06-6672-7110

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