デル・テクノロジーズ、第2四半期の業績を発表
2024年8月29日、テキサス州ラウンドロックで、デル・テクノロジーズが2025会計年度(2024年2月~2025年1月)第2四半期(2024年5月~2024年7月)の業績を発表しました。
総括
同社の第2四半期の売上高は前年同期比で9%増の250億ドル、営業利益は15%増の13億ドルを記録し、非GAAPベースでは営業利益が3%増の20億ドルとなりました。希薄化後の1株あたり利益は、前年同期比で86%増の1.17ドル、非GAAPベースでの1株あたり利益も前年同期比9%増の1.89ドルに達しました。
CFOのイヴォンヌ・マクギル(Yvonne McGill)氏は、ISG(インフラストラクチャー ソリューションズ グループ)とCSG(クライアント ソリューションズ グループ)を合わせた売上高が241憶ドルに達し、前年同期比12%増加したことを強調しています。ISGの成長が引き続き大きな追い風となっており、その売上高は116億ドル、前年同期比38%増という過去最高を記録しました。
各ビジネスユニットの業績
ISG(インフラストラクチャー ソリューションズ グループ) では、売上高が前年同期比38%増の116億ドルに達しました。特に、サーバーやネットワークの分野での需要が急増し、前年同期比80%増の77億ドルを記録しました。AIと従来のサーバー両方にわたる需要の増加はこの業績を後押ししましたが、ストレージ部門は前年同期比5%減の40億ドルとなりました。
CSG(クライアント ソリューションズ グループ) では、売上高が前年同期比4%減の124億ドルに。法人向けの売上高は横ばいの106億ドルで推移しましたが、個人向けは前年同期比22%減の19億ドルという結果になりました。
現金フローと株主還元
営業キャッシュフローは13億ドルで、デルは自社株買いや配当を通じて10億ドルを株主に還元しました。四半期終了時には、現金および投資が60億ドルに達しました。
今後の展望
デル・テクノロジーズは、引き続きAIソリューションの需要が高まりつつあるとし、顧客の増加に伴いAI最適化サーバーの需要は前期比で23%増の32億ドルに成長したと発表しました。また、受注残は38億ドルに達し、パイプラインもその倍に成長しているという報告があります。
デル・テクノロジーズは、AI時代に向けての幅広いテクノロジーとサービスを提供し、企業や人々がデジタルの未来を築く支援を行っています。
まとめ
これらの結果は、デル・テクノロジーズが急速に変化する市場において強い競争力を維持していることを示しています。今後の成長に対する期待感は高まっています。企業の戦略においてAIソリューションがどのように活かされていくのか、注視していきたいところです。