エミレーツ・スカイカーゴ、成田に貨物専用便ネットワーク拡大を実施

エミレーツ・スカイカーゴ、成田国際空港に新たな貨物便を開設



2025年4月15日、ドバイを拠点とするエミレーツ・スカイカーゴが成田国際空港に貨物専用便を新たに開設することを発表しました。この新しい定期便は、成田と中東を結ぶ初の貨物専門の直行路線となります。これにより、エミレーツ・スカイカーゴの貨物専用機によるグローバルな輸送ネットワークは、38路線に増加し、週に最大300トンの貨物を運ぶ能力を持つことになります。

成田国際空港は、日本国内で最も貨物取扱額が高い空港であり、今後は「新しい成田空港」構想に基づいた投資が進められ、東アジアの貨物ハブとしての地位を強化する計画があります。エミレーツ・スカイカーゴにとって、日本市場は様々な製品の製造が行われる重要な場所であり、これまで関西国際空港への週2回の貨物便に加え、新たに成田への貨物路線を開設することで、さらに輸送能力が高まります。

輸送が見込まれる貨物には、自動車部品や機械部品、半導体関連製品、医薬品などが含まれます。それぞれの製品は、エミレーツの多様な製品ポートフォリオを通じて、迅速かつ効率的に輸送されることが予定されています。エミレーツ・スカイカーゴ部門の上級副社長であるバドル・アッバス氏は、この新たな貨物便の開設が同社の10年戦略の重要な一環であると語り、最新のボーイング777フレイター型機による輸送能力の拡大と新市場開拓との関連性を強調しました。

特に成田国際空港においては、医薬品や消費者向け電子機器の需要が着実に高まっており、これまでの旅客便経由での貨物輸送にとどまらず、専用便による効率的な輸送サービスの向上が期待されています。エミレーツ・スカイカーゴは、東アジアと東南アジアにおいて合わせて週57便以上の貨物専用便を運航しており、290便以上の旅客便でのサポートも行っています。これにより、東アジア地域はエミレーツにとっての重要な市場と位置付けられています。

また、同社は今後カンボジアのシェムリアップやベトナムのダナン、中国の深センといった新ルートを開設予定で、さらに路線数を増加させる考えです。新設される貨物便は、2025年5月24日からEK9413便として毎週土曜日に成田国際空港に到着し、同日の午後にはドバイへと向かうタイムスケジュールで運行される予定です。

詳細については、エミレーツ・スカイカーゴの公式ウェブサイトやオフィスにてご確認いただけます。エミレーツ航空は2002年以来、日本にて数多くの旅行者に快適な空の旅を提供しており、今後の成田国際空港での展開にも目が離せません。

会社情報

会社名
エミレーツ航空
住所
東京都港区赤坂1-12-32赤坂アークヒルズ・アーク森ビル 22階
電話番号

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