日本マーケティング本大賞2025 ノミネート作品
日本マーケティング学会は、2025年の「日本マーケティング本大賞」のノミネート作品9冊を発表しました。この受賞式は、マーケティングの知識や実践を広めることを目的に行われ、毎年選ばれる書籍に注目が集まります。
審査の流れ
2024年4月から2025年3月31日までに日本で出版されたマーケティングに関連するオリジナルの書籍が対象です。3000名以上のマーケティング専門家から成る日本マーケティング学会員が推薦する作品が、その後の一次と二次投票によってノミネートされました。
初めは得票数上位10作品がノミネートされる予定でしたが、同票の作品があったため、最終的に選ばれたのは9作品でした。ここでは、各ノミネート作品を簡単に紹介します。
ノミネート作品一覧
1.
『エフェクチュアル・シフト:不確実性に企業家的機会を見いだすマーケティングの探求』
著者:栗木 契
出版社:千倉書房
発行日:2024年6月
ISBN:4805113154
2.
『岡田卓也の時代:公器の理念が支えた静かなる流通革命』
著者:石井 淳蔵
出版社:碩学舎
発行日:2024年12月
ISBN:4502512915
3.
『企業内リードユーザー:小売店舗販売員がもたらすイノベーションの解明』
著者:渡邉 裕也
出版社:碩学舎
発行日:2025年3月
ISBN:4502527211
4.
『君は戦略を立てることができるか:視点と考え方を実感する4時間』
著者:音部 大輔
出版社:宣伝会議
発行日:2024年12月
ISBN:4883356140
5.
『ブランド・リレーションシップ』
著者:久保田 進彦
出版社:有斐閣
発行日:2024年8月
ISBN:4641166323
6.
『法人営業は新規を追うな:重要顧客と最高の関係を築くABM』
著者:庭山 一郎
出版社:日経BP
発行日:2025年2月
ISBN:4296207156
7.
『マーケティング教育学』
著者:坂田 隆文
出版社:文眞堂
発行日:2024年7月
ISBN:4830952598
8.
『マーケティングの最強ツールは知財である』
著者:杉光 一成
出版社:中央経済社
発行日:2024年7月
ISBN:4502504912
9.
『リキッド消費とは何か』
著者:久保田 進彦
出版社:新潮社
発行日:2025年2月
ISBN:4106110768
今後のスケジュール
大賞の決定は、2025年10月12日に予定されているマーケティングカンファレンスにて発表されます。この日は、優れた作品に授与される授賞式が行われる特別なイベントです。
このノミネート作品は、マーケティングの知識を深め、最新のトレンドを把握するために非常に役立つ内容が盛り込まれています。ぜひ、注目してみてください。
日本マーケティング学会について
日本マーケティング学会は、2012年の設立以来、理論と実践を融合し、6000名を超える会員が活躍しています。この学会では、さまざまなリサーチプロジェクトやカンファレンスが開催され、マーケティングに関する最新知見を発信しています。会長は法政大学の西川英彦教授が務めています。詳細は公式サイトをご覧ください。