透明樹脂材料問題
2020-02-28 15:00:59
日本材料技研、東京工業大学との提携で新透明樹脂材料を取得
日本材料技研が新たな透明樹脂材料を取得
日本材料技研株式会社(以下、NMK)は、最近、JSR株式会社および東京工業大学との間で、特許に関する独占的通常実施権の許諾契約を結びました。この契約は、トリシクロデカン構造をもつ透明樹脂材料に関わるもので、NMKにとって新たなビジネスチャンスを生む措置となります。
特許と新物質の可能性
今回NMKが取得したライセンスは、東京工業大学の上田充名誉教授と安藤慎治教授、そしてJSRとの共同研究の成果です。この新しい素材は、独自のトリシクロデカン構造および二つのスルホン基を持ち、高屈折率、高アッベ数、低吸湿性、熱安定性、さらに易成形性を特徴としています。これらの特性は、主に透明樹脂の分野において、新たな製品開発を促進するための鍵となるでしょう。
NMKの事業展開
日本材料技研は、ファブレス型スタートアップとして知られています。彼らは、有機材料、無機材料、バイオケミカルなど、さまざまな素材分野に特化し、革新素材技術の商業化に努めています。NMKは、この契約を通じて、透明樹脂材料に関するモノマーを主に透明樹脂材料メーカーへ供給予定で、これにより早期の事業化が実現されることを目指しています。
日本の素材産業への貢献
NMKは、企業が開発した未活用技術に注目し、それらの商業化を進めることで、日本の素材産業を活性化させることに貢献しようとしています。今回の特許取得により、NMKは新しい透明樹脂技術の導入を通じて、さらなるイノベーションの創出を図ります。
会社概要
日本材料技研は、2015年に設立された若い企業で、東京都中央区に本社を構えています。資本金は1億円で、浦田興優氏が代表を務めています。NMKでは機能材料事業を中心に展開しており、さまざまな革新技術に焦点を当てて事業を推進しています。
また、NMKの企業ホームページには、最新のニュースや事業内容が掲載されており、今後の展開についての情報も随時更新されています。透明樹脂材料に関する新たな動きが、日本の素材業界にどのように影響を与えるのか、今後も注目が集まります。また、他の素材開発にも期待がかかります。
このように、日本材料技研は素材産業の未来を切り開く一助となっているのです。
会社情報
- 会社名
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日本材料技研株式会社
- 住所
- 東京都中央区日本橋本町2-3-4江戸ビル6階
- 電話番号
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