日本TmaxSoftがSBクラウドと提携し、クラウド移行を加速する新モデルを発表
日本TmaxSoft株式会社(以下、TmaxSoft)は、SBクラウド株式会社との業務提携を発表し、メインフレーム資産のクラウド移行を支援する新たなモデル「OpenFrame on クラウド」の提供を開始しました。このサービスは、TmaxSoftのリホストソリューション「OpenFrame」を基にしており、企業の既存メインフレームを効率よくクラウド環境へ移行することを目的としています。
新モデル「OpenFrame on クラウド」の概要
「OpenFrame on クラウド」は、メインフレームを「Alibaba Cloud」の上で運用するために最適化されたクラウド移行モデルです。これにより企業は、膨大な初期投資を抑えつつ、クラウド環境に移行が可能となります。具体的には、マイグレーションに必要なインフラ(クラウドインフラ&ミドルウェア)をPaaS型で提供し、サブスクリプション方式での利用が可能になっています。
また、クラウド移行を希望する企業には、OpenFrameを使用したマイグレーション作業の専門技術者が派遣されるようになるため、自社内のリソースを効率的に活用しつつ、スムーズな移行を実現できます。
デジタルトランスフォーメーション(DX)への貢献
今日、企業のレガシーシステムに関する課題は、老朽化した技術や複雑化したシステムによってますます顕在化しています。こうした問題に直面しているメインフレームのユーザー企業は、TmaxSoftの「OpenFrame on クラウド」を利用することで、予算、人員、時間といったリスクを軽減しながら、メインフレームのクラウド移行を進めることができるのです。
実際に「OpenFrame on クラウド」を利用することで、旧来のメインフレームの維持管理コストを、5年間で最大50%以上削減できる見込みです。これは、経済産業省が発表した「DXレポート」にも記載されている通り、企業が直面する「2025年の崖」への対策とも関連しています。
Lift & Shift戦略の導入
メインフレームのクラウド移行には「Lift & Shift」という戦略が採用されています。「Lift」はメインフレームをクラウド環境に移行するプロセスであり、「Shift」はそこからクラウドネイティブ環境へと移行するプロセスです。一気にクラウドネイティブ環境に移行するのはリスクが高いため、まずはクラウド環境へ移行し、その後、段階的にクラウドネイティブ化していくことが推奨されます。
このように、TmaxSoftの「OpenFrame on クラウド」は、段階的なアプローチを採用することで、メインフレームのクラウド化を支援します。さらに、クラウド環境化(Lift)による低コスト運用が、次の段階でのクラウドネイティブ化(Shift)を促進します。
無料分析キャンペーンの実施
さらに、TmaxSoftでは「メインフレームの資産の無料分析」キャンペーンを実施(3月17日まで)しています。このキャンペーンでは、メインフレームのブラックボックス化したプログラムのボリュームや処理、プログラム間の関係性を可視化することができます。これは、クラウド移行を進めるための第一ステップとして非常に重要です。
企業の成長を支えるパートナーシップ
本提携が目指すのは、企業のDX推進と効率的なクラウド移行です。メインフレームを持つ企業は、日本国内で急速に進展するデジタル化に対応するため、「OpenFrame on クラウド」の導入を検討する価値があるでしょう。SBクラウドとの協力により、今後も多くの企業がクラウド環境への移行を果たし、ビジネスの発展を加速させることが期待されています。
以上のように、日本TmaxSoftとSBクラウドの提携は、メインフレームからのクラウド移行を成功に導くための新たな道筋を示しています。これは企業にとって、経済的な利益だけでなく、持続可能な成長のための重要なステップとなることでしょう。
会社情報
- 会社名
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日本ティーマックスソフト株式会社
- 住所
- 東京都港区芝公園2-3-6PMO浜松町II 8F
- 電話番号
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03-6403-1540