モザンビークにおけるインクルーシブ教育の新たな挑戦
アフリカ南東部のモザンビークは、教育の過程で多くの課題に直面している国です。一般社団法人モザンビークの新しい教育を支援する会、通称「パルコ」は、そうした課題を解決すべく、インクルーシブ教育の実践に取り組んでいます。この団体は、一人ひとりを大切にする社会を目指し、教育活動を通じて人々の意識を変え、共生の精神を築くことを目指しています。
1. 団体のミッションとビジョン
パルコの活動の中心には「桜梅桃李」という思想があります。それぞれの子どもが異なる特性を持っていることを尊重し、それにふさわしい教育を提供することが私たちのミッションです。これにより、すべての子どもたちが平等に学び、成長する機会を得ることを目指しています。
2. 日本とモザンビークをつなぐ活動
パルコの活動は大きく分けて三つの領域にわかれています。その一つは日本とモザンビークをつなぐ活動です。たとえば、モザンビーク側で日本語や日本文化の教室を開き、教育機関への講演も行っています。今年からは、国際協力やアフリカに興味を持つ方々に向けたボランティアプログラムがスタートします。新たな経験を通じて、参加者たちがモザンビークの教育現場を学ぶ機会が得られます。
3. インクルーシブ教育の実践
パルコは、モザンビークで個別最適な教育を提供する幼稚園を運営しています。2年目を迎えるこの幼稚園では、11名の様々な障害を持つ子どもたちが学び、この教育の恩恵を受けています。かつては他の幼稚園で適切な支援が不足していた子どもたちも、今では安心して学び成長しています。今後は小学校や中等学校、大学の設立と運営も計画されています。
4. 障害を持つ子どもたちの自立支援
また、障害のある方々が働ける環境を作るため、現地の公的機関と提携しながら就労支援にも取り組んでいます。最近では、都留文科大学がJICAに提案したプロジェクトに現地法人が参加し、より多くの障害者が自立した生活を送れるようサポートしています。
5. イベントのご紹介
6月1日は国際子どもの日。この日を記念して、幼稚園で特別なイベントが開催されました。保護者たちは、子どもたちの様々なチャレンジの成果を見つめ、成長に驚きと感動を覚えました。たとえば、一人の子どもは色分けをしたイスを正確に並べ、別の子どもは見事な詩を詠み上げました。このような経験が、子どもたちに自信を与えるのです。
6. 寄付キャンペーンのお知らせ
私たちパルコは、寄付キャンペーンを開催しています。今、私たちの活動を支えるマンスリーサポーターはゼロ。この寂しさを乗り越えるために、ぜひ仲間になっていただきたいのです。活動資金として月額10万円を目標に、寄付によって幼稚園の運営を続けられるよう頑張っています。月500円からサポーターとなることが可能です。
7. お願いとボランティア募集
また、団体に興味がある方々のボランティア参加も大歓迎です。一緒に活動を盛り上げ、生き生きとした教育現場を作っていきましょう。興味のある方は、私たちの公式サイトやSNSよりお問い合わせください。
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