シコメルフードテックのデリバル、Uber Eats Japanライジングスター賞受賞の瞬間

シコメルフードテックのデリバル、Uber Eats Japanライジングスター賞受賞

株式会社シコメルフードテック（以下、シコメル社）は、このたびそのサービス「デリバル」が2024年度Uber Eats Japanのライジングスター賞を受賞したことを発表しました。この受賞は、飲食業界における新しい形のデリバリーサービスが高く評価された結果と言えます。

デリバルとは？

「デリバル」は、オンラインデリバリーの需要が急成長している中で、飲食店が抱える人手不足の問題を解決するためのサービスです。コロナ禍以降、需要は前年比10%の成長を続けているものの、多くの飲食店オーナーは業務の負担に懸念を抱いており、導入に踏み切れないという現実があります。

「デリバル」は、事前に仕込まれた商品を活用することによって、店舗の定休日やアイドルタイムに簡単に別業態でデリバリーサービスを始めることができるシステムです。複雑な工程を必要としないため、誰でも手軽に料理を提供でき、飲食店の新たな収益源となります。

ライジングスター賞の意義

Uber Eats Japanが主催する年次の感謝の会では、バーチャルレストラン事業者に向けた市場動向の共有やビジネスの連携強化が行われており、今年は29社が参加しました。「デリバル」が受賞した背景には、前年対比での売上や加盟店舗数の急激な伸びがあり、注目を集める新たなサービスとして評価されたことが挙げられます。この受賞は、シコメル社の取り組みが業界内外で認められたことの証と言えるでしょう。

2024年の展望

シコメル社の子会社であるFoodlyでは「デリバル」サービスを通じて、600以上の飲食店に導入されています。2024年の売上目標は2億円であり、引き続き仕込み済み商品を利用したフードデリバリーブランドを展開することで、飲食店の売上向上を目指しています。これは、労働人口の減少や新しい技術の進展に対応するための重要な一手となるでしょう。