テックドクターがシンガポールのSMUアカデミーと交流を深める
株式会社テックドクターは、シンガポール経営大学(SMU)の教育機関SMUアカデミーを招き、「デジタルヘルスとスマートヘルスケアのイノベーション」をテーマにした交流セッションを開催しました。このイベントは東京オフィスで実施され、シンガポール国立大学をはじめとするアカデミアやヘルスケア企業の専門家たちが集結しました。参加者は実に23名にのぼり、医療分野でのAIやデータ活用について最新の知見を共有しました。
イベントの概要
当日は、特別ゲストとして順天堂大学の矢野裕一朗先生も参加し、日本の医療現場におけるAI大規模言語モデル(LLM)の応用や医療データ解析に関する実践的な知識を提供しました。さらに、SMUアカデミーの代表団はシンガポール発のさまざまな取り組み、特に保険・デジタルヘルスケアや高齢者介護サービスのイノベーション、そしてアジア太平洋地域における睡眠テクノロジーのトレンドなどを紹介しました。
参加者間のディスカッションでは、シンガポールの「Healthier SG」構想と、日本のAI・データ駆動型医療の知見を融合させる方法について意見交換が行われ、両国のヘルステックエコシステムのさらなる連携を目指す方向性が確認されました。
主な登壇者とその発表内容
矢野裕一朗 先生
順天堂大学大学院医学研究科の教授であり、AIインキュベーションファームのセンター長を務める矢野裕一朗先生が、AI技術を活用した医療の革新について講演しました。特に、日本の医療現場での実際の事例や、AI大規模言語モデルの適用について具体的に解説しました。
SMUアカデミーの発表
SMUアカデミーからは、保険業界やデジタルヘルスケアの最新の動向、高齢者介護サービスの革新、そしてアジア太平洋地域における睡眠テクノロジーの進展が紹介され、特にシンガポールの取り組みが際立ちました。参加者からは多くの質問や意見が寄せられ、双方の専門家による活発な意見交換が行われました。
今後の展望と協力体制
テックドクターは、今後もSMUアカデミーやシンガポールの医療及び研究機関との協力を継続し、共同研究のパイロットプロジェクトやデジタルバイオマーカーの開発、さらには患者ケアの向上を目指します。国際的な医療DXを推進し、両国のヘルステックの進化に貢献することを目指します。
会社概要
テックドクターは、「データで調子をよくする時代へ」をモットーに、デジタルバイオマーカーの開発と社会実装に努めています。ウェアラブルデバイスなどを用いて健康に関するデータを収集し、AI技術を駆使してそのデータの解析を行っています。
代表者:湊和修
本社所在地:東京都中央区京橋
設立:2019年06月
事業内容:データドリブンなヘルスケアソリューションの提供