廃墟再生マルシェ
2024-09-06 12:37:42

群馬・水上温泉で廃墟の魅力を発掘する祭典が開催

群馬・水上温泉での廃墟再生マルシェ2024



群馬県の水上温泉にて、2024年9月22日と23日の2日間、「廃墟再生マルシェ2024」が開催されます。これは2022年に始まったイベントで、忘れ去られた廃墟の美しさや価値を再発見しようという試みです。今年で第3回目を迎え、例年よりもさらに規模を拡大し、4つの会場で活動が展開されます。

開催地である水上温泉は利根川の源流域に位置し、昔から「関東の奥座敷」として知られています。しかし、観光ニーズの変化や大型宿泊施設の減少が影響し、多くの旅館やホテルが廃業する事態となりました。近年では、リノベーションや新しいスタイルの宿泊施設の開業により、復活の兆しが見え始めています。

地元との協働による祭り



今回のマルシェは、東京大学大学院の学生たちを中心に、地域の方々と協力して開催されます。参加者は、廃墟となった建物を再生し、地域活性化に寄与することを目指しています。特に注目するのは、風景の多様性を意識した創造的な空間作りで、メインビジュアルとして東京大学の元吉千遥さんが描いたイラストは、水上温泉街のユニークな風景を表現しています。

今年は、すでに再生された廃墟や今後再生予定の場所を4つのエリアとして設け、それぞれ異なる体験を提供します。「こうえん」では元ランドリー工場を利用したミニマーケットが開かれ、「はしづめ」では谷川岳を眺望できるカウンターが設置されます。「まちかど」では地域に根付いたカフェギャラリーがオープンし、「うらろじ」ではDIYをテーマにしたアトリエが生まれます。

多彩な出店者たち



今年は過去最大規模の約36店舗が出店予定で、地元の食材や製品を生かした料理や体験が楽しめることが特徴です。例えば、地元で醸造されたクラフトビールや、みなかみ町の水を使ったオリジナルコーラ、さらには地域特産のホーリーバジルを用いたお茶などが提供されます。また、環境に配慮した商品や体験も豊富にそろい、アップサイクルやプラスチックフリーの雑貨販売、さらには青写真を作るワークショップも用意されています。

さらに、廃墟再生に興味を持つ移住希望者向けのブースも設けられ、地域の魅力や挑戦について直接話し合うことができる機会が提供されます。

今後のビジョン



当日は、参加者からのアンケートをもとに、温泉街の将来を考えるフィードバックを行う予定です。このようにして、地域の方々と観光客が共に協力し、新しい魅力を描き出していくことを目指します。

マルシェの開催は小雨決行ですが、荒天の場合は縮小または中止となる場合がありますので、最新の情報は公式ウェブサイトやInstagramをチェックしてください。この機会に水上温泉を訪れ、地元の文化や魅力を直接感じてみるのはいかがでしょうか?


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会社情報

会社名
東京大学大学院都市デザイン研究室
住所
東京都文京区本郷7-3-1東大本郷キャンパス工学部14号館906
電話番号
090-5257-2359

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