デンマーク発、Nordgreenの腕時計が売上4億円超！日本市場での挑戦と魅力

北欧デザインの魅力、Nordgreenの成功

デンマークに本拠を置く腕時計ブランド、Nordgreenが日本市場において顕著な成功を収めています。営業年度売上高が4億円を超える見通しを示し、その成果の背後には、デザインの巨匠ヤコブ・ワグナーの存在が大きく影を落としています。彼は名門オーディオメーカー「バング&オルフセン」のプロダクトデザインを手掛け、ニューヨーク近代美術館にもコレクションされるなど、デンマークデザイン界のレジェンドです。

シンプルでサステナブルなデザイン

Nordgreenの時計は、「シンプル」「ミニマル」「サステイナビリティ」という理念を徹底して体現しています。特に人気を博しているコレクションには、「Native」「Philosopher」「Infinity」の3つがあり、これらはどれも洗練されたデザインでありながらも、環境への配慮を忘れていません。

ヤコブ・ワグナーは、2019年に新たに「Pioneer」というモデルを発表し、さらなる注目を集めています。このモデルは、現代的な美しさを持ちながらも、Nordgreenの哲学をしっかりと反映した作品です。

日本での挑戦とインフラの構築

現在、Nordgreenの日本チームは5人のメンバーによって運営されています。彼らは物流管理、カスタマーサービス、PR、ライティング、マーケティングなど全ての業務を担い、日本市場に合わせたオリジナルのウェブサイトとインフラをゼロから設計しました。この取り組みは、日本の消費者に特化した戦略を生み出すことに成功し、その結果、ブランドに対する認知度が高まってきています。

デンマークの価値観の提供

Nordgreenは、グローバルチームと同じプロモーション戦略を展開するのではなく、デンマークの生活様式や価値観を腕時計というプロダクトを通じて表現しています。「好きなことを仕事にする」「ワークライフバランス」「働き方改革」といったブランドの哲学は、日本の消費者の心に響いているようです。

「世界幸福度ランキング」で常に高い評価を受けているデンマークから、多様なバックグラウンドを持つメンバーが集まり、このブランドに惹かれていった経緯も、Nordgreenのユニークな魅力の一部です。地域色や文化の違いを感じさせながらも、つながりを大切にする姿勢が、多くの日本の消費者に共感を呼んでいます。