健康長寿と口腔健康の関係を探るシンポジウム
2025年、健康長寿の実現に向け、私たちの口腔の健康がどれほど重要であるかを知るためのシンポジウムが開催されます。このイベントは、日本医師会と日本歯科医師会が共催し、一般の方々約450名を無料で招待するものです。参加には事前申し込みが必要ですが、申し込みは抽選となるため、多くの方が関心を持っていることが伺えます。
開催概要
- - テーマ: 健康長寿に必要なこと―知って欲しい お口の重要性―
- - 日時: 令和7年4月6日(日)13:00~15:35(予定)
- - 場所: 日本医師会館1階大講堂(東京都文京区本駒込2丁目28-16)
このシンポジウムでは、口腔と全身の健康の関係、特に口腔健康管理がどのように健康寿命に寄与するのかについて、専門家による講演や実演が行われる予定です。
講演内容
シンポジウムのプログラムには、さまざまな分野からの講演が組まれています。以下は主な講演内容です。
1.
健康長寿 鍵は「オーラルフレイル予防」
講師: 東京大学 高齢社会総合研究機構長の飯島勝矢先生
この講演では、オーラルフレイルの概念が紹介され、予防策について詳しく説明されます。
2.
命をねらう歯周病―全身の健康はお口の中から―
講師: 日本歯科大学 生命歯学部の沼部幸博先生
歯周病と全身の健康の関係性を深く掘り下げます。
3.
お口の健康を維持するための禁煙のすすめ
講師: 日本医師会常任理事の黒瀬巌先生
禁煙が口腔健康に及ぼす影響について考察します。
4.
誤嚥性肺炎対策における口腔健康管理の意義
講師: 日本歯科医学会の小林隆太郎先生
誤嚥性肺炎の予防において、口腔健康がどのように関与するのかを解説します。
さらに、実演指導として「やってみよう!口腔体操」も行われ、参加者自身が実践できる機会が提供されます。これにより、日常生活の中での口腔健康管理の重要性を体感することができます。
パネルディスカッション
また、シンポジウムの後半には、医科歯科連携の重要性についてのパネルディスカッションが行われる予定です。これにより、参加者は専門家の意見を聞きながら、口腔健康と全身の健康のつながりをさらに理解する機会を得られます。
参加申し込み
このシンポジウムへの参加は無料ですが、事前申し込みが必要です。申し込みの締め切りは3月23日(日)までで、応募者が多数の場合は抽選となります。詳細な申し込みやお問い合わせは、以下のリンクをご参照ください。
参加申し込みはこちら
今後の展望
さらに、シンポジウムの内容は後日、読売新聞の全国版に抄録として掲載され、開催の模様を収録した動画が日本歯科医師会のHPおよび公式YouTubeチャンネルにもアップされる予定です。これにより、参加できなかった方々にも情報が届くことになるでしょう。
このイベントに参加することで、日々の生活に役立つ情報を手に入れ、健康長寿の実現に向けた一歩を踏み出すことができるはずです。特にお口の健康に対する理解を深める貴重な機会となることでしょう。