2024年首都圏版「街の幸福度」と「住み続けたい街」ランキング
2024年版の「街の幸福度ランキング」と「住み続けたい街ランキング」が、大東建託株式会社によって発表されました。この調査は、過去5年間(2020年~2024年)のデータをもとに、首都圏に居住する人々の居住に対する満足度を示しています。
調査の概要
この調査は、株式会社マクロミルの協力のもとで実施され、首都圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)に住む20歳以上の男女262,874名からの回答が集計されました。街の幸福度は、「あなたは現在幸せですか?」という質問に10段階で評価を行い、住み続けたい街は「今住んでいる街にずっと住み続けたいと思いますか?」という設問に基づいています。
調査で使用された評価基準は、前者が1点(非常に不幸)から10点(非常に幸福)の評価を受け、後者は100点から0点までの5段階評価で集計されました。また、駅徒歩15分以内の居住者30名以上、また自治体の回答者が50名以上の場合に、各ランキングを作成しています。
トップランキングの発表
行政区域ランキング
街の幸福度ランキングでは、神奈川県三浦郡葉山町が2年連続で1位を獲得しました。この地域は、非常に高い得点を保ち続けています。昨年4位から順位を上げた東京都港区が2位、続いて東京都中央区が3位にランクインしています。
一方、住み続けたい街ランキングでも葉山町が4年連続でトップを飾りました。葉山町は、唯一の偏差値80台を記録し、安定した人気を誇ります。3位には千葉県印西市が入り、昨年の4位から上昇しました。
駅ランキング
駅の幸福度では、印西市に位置する小林駅が初登場の1位となりました。みなとみらいと代官山も高評価を得ており、住みここちを重視する利用者からの支持を集めています。住み続けたい街駅では、代官山駅が2年連続でトップに。特に北茅ヶ崎駅が初登場で2位、みなとみらいが3位となるなど、新たな人気スポットが登場しています。
調査結果の意義
この統計データは、首都圏での居住環境や生活の質を示す重要な指標となっています。特に葉山町のように地域に住む人々が強い愛着と幸福感を抱く場所の存在が、その地域の魅力をさらに引き立てる要因とも言えます。
この調査の結果を受けて、今後も街づくりや地域活性化に向けた施策が進むことが期待されます。また、詳細なデータはウェブサイトで公開されており、各自治体への応用も可能です。
調査詳細
調査結果は2024年5月15日に公開されており、詳細な内容については公式ウェブサイトにて確認できます。さらに、調査に関する報道や研究目的でのデータ提供も行っています。
今回のレポートを通じて、読者が自身の理想の居住地に対する理解を深め、地域社会への関与を促進できればと願っています。