藤塚松星氏が紡ぐ竹の世界
2025年5月13日、横浜市の三渓園鶴翔閣にて、竹工芸の第一人者であり人間国宝の藤塚松星氏を迎えた特別講演が開催されます。竹材の持つ魅力やその用途について、また歴史の中で育まれてきた竹工芸の繊細な技術について学べる貴重な機会となります。
竹工芸とは
竹工芸は、日常生活に使用されるザルやカゴといった実用品から、観賞用の芸術作品に至るまで、幅広い用途で用いられています。その素朴さと優れた機能性により、長年にわたり親しまれ、特に日本の文化に深く根付いています。藤塚氏は、まさにこの竹工芸を受け継ぎ、さらなる高みへと昇華させています。
講演内容
藤塚松星氏の講演では、竹という素材の魅力と竹工芸の実際の技術について語られます。また、著名な工芸家による実演も予定されており、参加者は生でその技を目の当たりにできます。藤塚氏がどのように竹を扱い、作品を生み出しているのかを直接知ることができる貴重なチャンスです。
経験者・初心者を問わず
本イベントは、竹工芸に興味のある方はもちろん、竹林整備に役立てたい方や、一般の方々にもご参加いただけるように設計されています。特別な知識がなくても大丈夫です。興味を持っている方はぜひ足を運んでみてください。
参加方法
講演は定員50名と限られていますので、事前の申し込みが必要です。申込受付は令和7年4月1日から30日までで、申し込みは先着順ではなく、定員を超えた場合は抽選となります。参加費は一般2,000円、学生1,000円、トラスト会員は無料ですが、ユニークな価値を提供するこの講演には、別途入園料がかかりますので、事前にご確認ください。
応募は、かながわトラストみどり財団企画課まで、WEBサイトやメール、FAXによって可能です。必要事項をしっかり書き込み、忘れずに応募してください。抽選に漏れた場合も、竹工芸の世界を知る手段として他のイベントへの参加を検討してみるのも良いでしょう。
かながわナショナル・トラスト運動について
本講演は、かながわナショナル・トラスト運動に関連して行われます。この運動は自然環境や歴史的環境の保全を目的としたもので、多くの人々が賛助会員として参加できるしくみです。自然や文化を守るために、積極的にサポートを行っていくことが求められています。興味のある方はぜひ、財団のWEBサイトをご覧いただき、参加をご検討ください。
藤塚松星氏による竹工芸の魅力に触れ、伝統文化の深さを感じるこのイベントで、新たな知識と経験を手に入れてみてはいかがでしょうか。