国内最大のピアノコンクール、特級二次予選進出者が決定！

ピティナ特級2025 二次予選進出者がついに発表！

一般社団法人全日本ピアノ指導者協会（通称ピティナ）が主催する「ピティナ・ピアノコンペティション」は、国内で最大規模を誇るピアノコンクールです。その中でも特級は最も難易度が高く、約3万人が参加する中から選ばれるトップレベルの大会です。この度、2025年度の特級二次予選に進出する25名が決まりました。

特級の新しい挑戦

2025年度からは、特級のセミファイナルに新たに「室内楽ステージ」が追加されることが発表されました。このステージでは、国際的なコンクールで求められるアンサンブル能力を実践的に磨くことを目的としています。優れた演奏者たちと共に音を交わしながら、独自の音楽性を高めることが期待されます。

共演者として、ミュンヘン・フィルハーモニーのコンcertmasterである青木尚佳さんをはじめ、国内外で活躍する実力派演奏家が揃います。特にこの取り組みは、若手ピアニストたちの音楽の幅を広げる重要な機会となります。

豊かな音楽文化を支えるクラウドファンディング

また、コンクールの開催に合わせて、7月3日から8月29日までの期間中、若手ピアニストを支援するためのクラウドファンディングが実施されます。オンライン聴衆賞の開催や全国・海外への派遣支援などを通じ、ピアニストと聴衆が共に未来の音楽文化を育むプロジェクトです。

クラウドファンディングには、2021年からの取り組みとしてこれまでに1,034名の方から支援が寄せられており、支援金は昨年度には3,650,000円に達しました。2025年度も新たな目標を設定して、さらなる支援を募ります。この取り組みでは、聴衆が直接ピアニストに貢献できる点が魅力です。

協賛企業や団体との連携を強化し、参加者の活動の場を広げることが目指されます。特に、オンライン投票によって聴衆賞を決定する新たな試みは、より多くの人々が音楽に参加できる環境を提供します。

審査スケジュールと今後の展望

2025年度の特級コンクールは、以下の日程で進行します。

- 7月26日、27日：二次予選 @ J:COM浦安音楽ホール
- 7月29日：三次予選 @ J:COM浦安音楽ホール
- 8月19日：セミファイナル @ 第一生命ホール
- 8月22日：ファイナル @ サントリーホール

ファイナルには、大井剛史氏が指揮する東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団との共演が予定され、最後に残った4名のピアニストたちは名誉あるステージに立つことになります。

ピティナの特級は、音楽教育のネットワークを強化し、ピアノという楽器を通じて人々を繋げる役割を果たしています。今年も多くの才能がこの大会から羽ばたいていくことでしょう。音楽を通じて新たな未来を築くこのプロジェクトに、ぜひ注目してください。

公式サイトはこちらコンクールの詳細や最新情報は、公式サイトをご覧ください。