TERRADA ART STUDIO 京都、11月にオープン
アートの中心地とも言われる京都に新しいアートスペースが誕生します。2024年11月1日、寺田倉庫株式会社が京都市立芸術大学キャンパス内に「TERRADA ART STUDIO 京都」をオープンします。これは、寺田倉庫にとって関西地域での初のレンタルアトリエとなります。
オープンタイプと個室タイプ
アトリエは、オープンタイプと個室タイプの2種類を用意しており、アーティスト同士の交流やアート関連のイベントが行われるコミュニティスペースも併設されています。オープンタイプは、建物の一部を解放した形になっており、相互交流を重視した設計です。個室タイプには扉が設けられ、自分の作品に集中できる環境が整えられています。全31室のアトリエは、利用者にとって多様なニーズに応えることができるでしょう。
京都駅からは徒歩6分という好立地も魅力です。京都には多くのアート教育機関が存在し、学生たちは卒業後も創作活動を続けるためのスペースが求められています。寺田倉庫はこのニーズに応えるべく、新たな創作の場を整えました。
コミュニティの形成
アート制作だけでなく、引いてはアートの市場全体の発展を促すために、入居アーティストとコレクター、アート愛好者が自由な交流を図るイベントも企画しています。これにより、アーティスト同士のネットワーキングや新たな制作のインスピレーションを得る機会が増え、相乗効果が期待されます。
さらに、オープンを記念して、美術品保管庫「TERRADA ART STORAGE 京都」と連携した特別なキャンペーンも発表されました。新規利用契約者には、一定の条件を満たすことで、最大2ヶ月の利用料金が無料になるなど、大変お得な機会が提供されます。
寺田倉庫の歴史と展望
寺田倉庫は1970年代から東京・天王洲でアート事業に取り組んできました。美術品の保管事業を中心に、地域活性化やアートによるまちづくりを進めてきた実績があります。2015年には「TERRADA ART STUDIO 天王洲」を開設し、その経験をもとに、アーティスト支援のための新たな取り組みを行っています。
新進アーティストの発掘、現代アートアワード「TERRADA ART AWARD」の実施、若手アーティスト作品の展示販売等、アートアワードやカフェとのコラボレーションも進めており、アート業界全体への貢献を目指しています。
文化芸術の振興
京都でのアートスペース開設を通じて、地域の文化芸術の振興に貢献し、学生や地域住民、アート関係者との交流を深めていく方針です。アーティストが自由に創作できる場を提供し、さらなるアート市場の発展を目指します。定期的に開催されるイベントを通して、アートの魅力を広め、地域の活性化にもつなげていく予定です。ここが、アーティストたちにとっての新しい創作拠点となる日も近いでしょう。
施設概要
- - 施設名称:TERRADA ART STUDIO 京都
- - 所在地:京都市下京区下之町57-1、京都市立芸術大学A棟6階
- - 開業日:2024年11月1日
- - 総面積:約800㎡
- - 部屋数:31室
- - 利用可能時間:24時間
このように、寺田倉庫の新たな挑戦は、アートの可能性を広げ、次世代アーティストへの道を切り開くことを目指しています。詳しい情報は公式サイトで確認できますので、興味のある方はぜひチェックしてください!