野菜の日を控えて、消費者の意識調査が明らかに
毎年8月31日は「野菜の日」。この日は、全国の野菜の魅力を広める活動が行われています。今年も、フーディストサービスが行った野菜に関する意識調査が注目されています。約3万人の料理インフルエンサーが参加する中で、野菜の消費量や意識の変化についての明確なデータが得られました。
消費量は増加傾向
2021年からの調査で、野菜の消費量について尋ねたところ、約4割の人が「増えた」と回答しています。その理由として最も多いのは「健康意識」で、次いで「ダイエット」や「美容」といった理由が挙げられており、消費者は健康的な生活を心掛けていることが分かります。しかし、同時に「野菜不足」を感じる人も増えているのが現状です。
価格高騰の影響
一方で、野菜の価格については96%の人が「値上がりを感じる」と回答しており、前回の調査から5ポイント伸びています。この物価高の影響で、消費者はセールや特売を利用したり、規格外の野菜を購入するなど、さまざまな工夫をしているようです。特に冷凍野菜の購入が増える傾向にあるようです。
料理に関する課題
野菜を料理する際の困りごとについても調査しました。最も多く挙げられたのが「価格の高騰」で、その次に「料理のマンネリ化」「レパートリーが少ない」という意見が続きました。また、1日に必要な野菜の摂取量が足りていないと感じる人も年々増加しています。
野菜を楽しむ取り組み
「野菜の日」にちなんで、フーディストサービスでは野菜を手軽においしく摂取できるレシピの提案を行っています。JA(農業協同組合)とのコラボを通じて、それぞれの地域の特産品を使った料理を広め、商品の理解を深めています。たとえば、「ぐんまクッキングアンバサダー」などのプロジェクトが進行中です。
結語
健康意識が高まる中で、野菜の消費が増えている結果が出た一方で、価格高騰や料理のレパートリーの少なさが消費者の悩みの種となっています。今後、フーディストサービスがどのようにこの課題に対処していくかが注目されます。野菜の日をきっかけに、さらに多くの人に野菜の魅力や体への良さを伝える取り組みが期待されます。