ローランド ディー.ジー.がタイで太陽光発電設備を導入
グローバルに広告や看板用のインクジェットプリンターを製造・販売する
ローランド ディー.ジー.株式会社(静岡県浜松市、CEO:田部耕平)が、タイの製造子会社
Roland Digital Group (Thailand) Ltd.(以下「DGT」)において再生可能エネルギーの導入を進めています。DGTが社屋の屋上に設置した太陽光発電設備は、2025年7月から運用をスタートすると発表しました。
太陽光発電設備の設置と運用
この太陽光発電設備は、500Kwpの発電能力を持ち、DGTの年間電力使用量の約30%を賄う計画です。これにより、最大で年間249トンの二酸化炭素の排出削減が見込まれています。タイ政府も持続可能なエネルギー政策を推進しており、DGTはこれに積極的に協力する形となります。
DGTの社長、江間祐暁氏は「太陽光発電の導入は、当グループのクリーンエネルギーへの強い意志の現れであり、これを通じて温室効果ガスの削減を目指すタイの方針に寄与できることを誇りに思っています」と述べています。
設備の詳細
- - 設置場所: DGT Factory1の屋上(タイ・サムットサーコーン県)
- - 発電容量: 504.57KWp(キロワットピーク)
- - 運用開始: 2025年7月上旬
- - 投資額: 約9,000,000バーツ(約44,100,000円)
- - 施工メーカー: KK Energy Resources(タイ企業)
- - 見込まれる効果: 年間最大249トンの二酸化炭素排出削減、年間275万バーツ以上の電気代削減
環境への取り組み
ローランド ディー.ジー.株式会社は、エコロジカルな価値の向上を目指し、今後も環境に配慮した企業運営を続ける方針です。デジタル化が進展する中で、持続可能な社会の実現に向けた取り組みが求められる中、同社の動きは一つの模範となるでしょう。
このプロジェクトは、単にコスト削減を目指すものではなく、企業としての社会的責任を果たし、環境保護に積極的に関与する姿勢を示すものとして、今後に注目が集まります。
ローランド ディー.ジー.のビジョン
同社は「世界の創造(ワクワク)をデザインする」を企業理念に掲げ、デジタルソリューションを通じて誰もがものづくりを楽しめる社会を目指しています。主力製品である業務用インクジェットプリンターは、広告やインテリアの分野でも広く利用されており、個人向け商品やカスタマイズ生産など、幅広い用途に対応しています。
また、近年はデジタルトランスフォーメーションを推進するために、IoTやクラウドサービスを利用した新たなビジネスモデルの構築にも取り組んでいます。持続可能な社会を実現するため、今後も技術革新を続けることで、環境負荷の低減に努めていくとされています。
このように、ローランド ディー.ジー.の取り組みは、単なるビジネスへの利益追求に留まらず、未来のために持続可能な社会を築く一助となることを目指しています。