Lumiceptの革新
2018-09-13 11:28:09

Lumiceptバージョン10.5の新機能が照明シミュレーションを革新

Lumiceptバージョン10.5の新機能



新たにリリースされるLumiceptバージョン10.5は、設計者やエンジニア、研究者にとっての必須ツールとして進化を遂げました。これまでの技術を超え、照明シミュレーションの精度と効率を大幅に向上させる新機能が追加されました。これにより、設計現場での操作が一層スムーズになります。

1. Autodesk Revitデータの自動変換機能



Lumiceptにおける最大の革新は、Autodesk Revitで生成されたBIMデータを自動的に変換できる点です。従来、このデータはFBXやIFCなどの形式でエクスポートされた後、Lumiceptに読み込まれていましたが、このプロセスではマテリアルや光源の設定が適切に引き継がれないことがありました。新しいOmniPort/RVを利用することで、Revit内の情報を直接Lumiceptで利用できるため、ユーザーの手間が劇的に削減され、設計サイクルが加速します。

OmniPort/RVはRevit用のプラグインとして提供され、簡単にLumicept対応のファイルを生成できます。この機能は無償で提供されるため、既存のLumiceptユーザーにとって非常に魅力的な選択肢となるでしょう。

2. SketchUpネイティブファイルの読み込み



また、Lumiceptバージョン10.5ではSketchUpのネイティブファイル(SKP形式)の読込みにも対応しました。これにより、データ交換のための中間ファイルを生成する必要がなくなり、SketchUpで作成した形状を高速かつ高精度でLumiceptに取り込むことができます。この新機能はLumiceptの標準機能として提供され、使用のしやすさを向上させます。

3. IFC 4形式の追加サポート



さらに、IFC 4 Addendum 1形式のファイルも読み込むことが可能になりました。これまでのバージョンではIFC2x3までの形式にしか対応していなかったため、多くのプロジェクトでのデータ利用が制限されていました。新しいLumiceptバージョン10.5では、最新のIFC形式を活用できるため、様々な業界での適用範囲も広がります。

Lumiceptについて



Lumiceptは、光学や照明の分野に特化したハイブリッド光シミュレーションソフトウェアです。光源の設計や光の伝播を分析する能力に優れ、多くの企業で活用されています。2013年に登場以降、設計者やエンジニアにとって強力なツールとして支持されています。

新しいLumiceptバージョン10.5は、これまでのユーザーの声を反映した形で開発されており、より効率的な設計プロセスを実現しています。詳細は公式ウェブサイトをチェックしてみてください。

会社情報



株式会社インテグラは、光シミュレーション用ソフトウェアの開発を行っており、1986年の設立以来、この分野でのリーダーとして成長を続けています。日本国内外でのクライアントからの信頼も厚く、照明や光学に関連した多様なニーズに応えています。

Lumiceptの詳しい情報については、公式サイトを訪れて確認してください。

会社情報

会社名
株式会社インテグラ
住所
東京都港区南青山2-2-15ウィン青山942
電話番号
03-6273-8338

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