大阪タオル工業組合が新ブランド「水とともに生きる泉州タオル」を発表

大阪タオル工業組合が新ブランドを始動

2022年2月8日、大阪タオル工業組合が新ブランド「水とともに生きる泉州タオル」を発表しました。この新ブランドは、東京ビッグサイトで開催される「第93回東京インターナショナル・ギフト・ショー2022春」において初めてお披露目され、会員企業13社による製品が展示されています。

新ブランドの創設とその背景

今回のブランド創設は、大阪タオル工業組合が推進する泉州タオルの国際的な認知を目指す取り組みの一環として行われました。特に、近畿経済産業局が選定した「2025年大阪・関西万博に向けたブランドづくり」にも関連しており、13社の企業が共同で新たなブランドイメージを構築してきました。
新しいブランドのコンセプトは、「タオルづくりの源である水を大切にし、人々の生活に寄り添う」というもので、これに基づいた製品群が初めて発表されました。

環境への取り組み

このブランドでは、新たな製品を販売するごとに水源保護への寄付も行う方針です。具体的には、1枚のタオルにつき3円が公益財団法人日本ユニセフ協会や大阪府の森林保護団体に寄付される予定です。

泉州タオルの技術と魅力

泉州タオルは、1887年から始まったタオル製造の歴史を持ち、和泉山脈から引かれた豊かな水資源を活かしています。また、特有の「後ざらし」製法により、綿本来の良さを最大限に引き出しながら、環境にも優しい製法を採用しています。この工程では、ムダな水やエネルギーの使用が最小限に抑えられています。

このように、泉州では、優れた吸水性を誇るタオルが生まれ、日常的に使いやすいデザインと質感で多くの人々に愛されています。

商品展開と販売計画

新ブランドは、オフホワイト、アクア、ブルー、ネイビーの4つのカラーバリエーションで展開され、ハンカチタオルやフェイスタオルなど多様な商品が用意されています。オンライン販売は特設のオンラインショップで行われており、全国どこからでも購入可能です。
今後は商談会や百貨店での催事も予定されており、さらなる認知度の向上に努めるとしています。

理事長の金野泰之氏は、「多くのお客様に泉州タオルの魅力を再発見していただき、日常的に使用してもらえることを願っています」とコメントを寄せています。