Vetanicとコージンバイオ提携
2024-11-11 16:48:43

動物iPS細胞で再生医療革命!Vetanicとコージンバイオが業務提携

動物iPS細胞を用いた再生医療の研究開発で注目される株式会社Vetanic(本社:東京都港区)は、細胞培養用培地の開発・製造で実績を持つ東証グロース上場企業コージンバイオ株式会社(本社:埼玉県坂戸市)との間で、動物用iPS細胞由来再生医療等製品および動物再生医療研究用製品の開発に関する業務提携の基本合意書を締結したことを発表しました。

Vetanicは、日本大学生物資源科学部 獣医学科獣医外科学研究室 枝村一弥教授、久留米大学医学部疾患モデル研究センター 塩澤誠司教授、慶應義塾大学再生医療研究センター長 岡野栄之教授らとの共同研究により、動物種におけるiPS細胞の樹立が困難という課題を克服し、独自の動物iPS細胞樹立技術を確立しています。この技術を用いて、VetanicはイヌiPS細胞由来間葉系幹細胞(iMSC)の開発を進めており、農林水産省に薬機法に基づく動物用再生医療等製品として製造販売承認申請を行っています。

細胞治療においては、細胞の状態が治療成績に大きく影響するため、細胞培養工程からバイアル充填、凍結保管に至るまで、各工程における品質管理が非常に重要です。Vetanicは、高品質で安全性の高い製品を製造するために、コージンバイオの培地や細胞加工技術を活用し、研究開発を加速させる計画です。

コージンバイオは、細胞培養用培地や再生医療のための細胞加工の受託サービスなど、再生医療分野における基盤技術の研究開発で豊富な実績を持つ企業です。近年では、ヒト医療で実用化開発が進む細胞外小胞体(エクソソーム)などの先端研究にも注力し、大学との共同研究を通じて、獣医療への応用を目指しています。

今回の業務提携により、Vetanicはコージンバイオの知見や培養資材を活用することで、動物iPS細胞由来再生医療等製品の研究開発を加速させ、より高品質な製品の製造を目指します。また、製造販売承認の早期取得を目指すことで、動物たちの健康的な生活の実現に貢献していきます。

iPS細胞は、2006年に京都大学の山中伸弥教授らによって世界で初めて作製された、あらゆる生体組織に成長できる万能な細胞です。この技術は、再生医療のみならず、創薬や病気の解明にも役立つと期待されており、世界中で研究が進められています。

Vetanicは、動物iPS細胞を活用し、高品質で低コスト、ドナーフリーの再生医療等製品の開発・普及を促進することで、より多くの動物たちの健康的な生活に貢献するとともに、人々へも幸福を届けていくことを目指しています。


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会社情報

会社名
株式会社Vetanic
住所
東京都港区浜松町2丁目2ー15
電話番号

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