夏休み、食支援の輪を広げよう
2024-07-09 16:39:29

夏休み、困窮するひとり親家庭の子どもたちへ!グッドネーバーズ・ジャパンが緊急支援を実施

夏休み、食支援の輪を広げよう - 困窮するひとり親家庭の子どもたちへの緊急支援



学校給食のない夏休みは、子どもたちの楽しみな時間である一方、経済的な事情で十分な食事を確保できない家庭にとっては大きな負担となります。特に、ひとり親家庭では、収入が限られる中で、生活費と食費の両立が困難な状況に置かれるケースも多く、子どもたちの栄養状態が懸念されています。

認定NPO法人グッドネーバーズ・ジャパン(本部:東京都大田区)は、こうした状況を受け、夏休み期間中、困窮するひとり親家庭に通常の2倍の食品を配付する緊急支援を実施することを発表しました。

なぜ、夏休みの食支援が必要なのか?



グッドネーバーズ・ジャパンは、首都圏、近畿圏、九州にて、低所得のひとり親家庭を対象とした食品支援事業「グッドごはん」を展開しています。長年、多くのひとり親家庭を支援してきた同団体は、アンケート調査を通じて、夏休み期間中の食生活における深刻な課題を明らかにしました。

調査結果によると、学校給食がない長期休み期間中は、子どもが1日3食を食べられない割合が、通常の期間と比べて3倍以上に増加することがわかりました。アンケートの自由記述欄には、以下のような切実な声が寄せられました。

「子どもたちに食べさせるため、私は仕事中に食べる小さなおにぎり一つに留めています。子どもたちも1日一食の日が多くなり、お腹が空いて寝られないと言われる日も…子どもが死んでしまわないか、こわいです」
「長期休みでは、食事をいつも以上にとれないこともあります。私は1日1食に抑えて、子どもはせめて2食とれるようにしています。でも難しいこともあり、子どももお腹空いたと言うことも多く、辛いです」
「値段の事を考えてしまうとお米でお腹一杯にしてもらうしか出来ず、栄養のバランスは二の次になります。長期休みの時は家で食べる分、親は1食抜きその分を子供に回しています」
「米でお腹を膨らませて、肉、魚、野菜、乳製品、卵は激減する。給食で栄養バランスをとっているので、急激に炭水化物のみになってしまう」

これらの声は、夏休み期間中、多くのひとり親家庭が、経済的な事情から十分な食事を確保することが難しく、子どもたちの健康面だけでなく、精神的な面にも大きな影響を与えている現状を浮き彫りにしています。

夏休み緊急施策 - 普段の2倍の食品をひとり親家庭に



グッドネーバーズ・ジャパンは、夏休み期間中、ひとり親家庭が安心して食事をできるよう、緊急支援として「グッドごはん」の配付量を通常の2倍に増やすことを決定しました。

これまで、毎月1世帯あたり買い物かご1つ分の食品(約10,000円相当)を配付していましたが、夏休み期間中は、2倍の買い物かご2つ分に増やし、より多くの食料を支援します。

特に、栄養面への不安の声が多く寄せられたことから、お米の量を通常の2kgから4kgに増やすだけでなく、肉・魚・野菜・果物も必ず配付内容に含めることで、子どもたちの栄養バランスを考慮した支援を行います。

ひとり親家庭の子どもたちの笑顔のために、支援を!



夏休みは、子どもたちが心身ともに成長する大切な期間です。しかし、経済的な事情で十分な食事がとれない子どもたちにとって、夏休みは不安とストレスが募る時期でもあります。

グッドネーバーズ・ジャパンは、ひとり親家庭の子どもたちが安心して夏休みを過ごせるよう、企業や個人の皆様からの温かいご支援を切に願っています。

ご支援の方法については、以下のウェブサイトをご覧ください。

https://www.gnjp.org/reports/detail/gg_20240709/#sponsors

一緒に、子どもたちの笑顔あふれる夏休みを創造しましょう。


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