脳波とAIの新技術
2020-10-13 09:00:03
東京大学とVIE STYLEが共同で脳波とAIを活用した新しい技術を開発
東京大学とVIE STYLEがタッグを組む
東京大学とVIE STYLE株式会社が共同研究を開始し、特許申請中のイヤホン型脳波計「VIE ZONE」を開発しています。このデバイスは、高精度のBluetoothイヤホンとしての機能を持ちながら、脳波、心拍、呼吸を取得することができるウェアラブルデバイスです。特にリモートワークが一般化した現在、この技術は働く人々の集中度や疲労度をモニターすることで生産性向上やメンタルヘルスの強化に貢献することを目指しています。
VIE ZONEの革新性
VIE ZONEは、特許を申請中の独自構造によって、高度な生体情報をリアルタイムで収集・可視化します。これにより、ユーザー自身が自分の心理的、身体的状態を把握でき、ストレスを軽減し、創造的な活動に集中するための大きな手助けになると期待されています。このような技術を活用することで、仕事の効率を高め、より良い生活環境を実現することが可能になるでしょう。
市場の見通し
三菱総合研究所のレポートによると、ブレインテック市場は2024年までに5兆円規模に成長すると予測されています。この成長に伴い、ビッグデータやAIの進化も脳科学の重要性を高める要因となっています。この背景を受け、VIE STYLEはウェアラブルデバイスの開発に一層注力しています。
東京大学の研究背景
東京大学大学院工学系研究科の上田一貴特任講師も、このプロジェクトについてコメントを寄せています。現代社会の過酷なストレス環境の中で、自らの心理的および身体的状態を適切に管理できることは、創造性を発揮するために非常に重要です。上田講師は、脳波計やMRIといった先進的な技術を用いて、記憶力や注意力、感情など様々な心理機能のメカニズムを研究し、デバイスの開発に役立てていると説明します。
VIE STYLEの魅力
VIE STYLEは「味わい深い人生を。-Feel the Life-」という理念のもと、人々が感性豊かに生きるための製品開発を行っています。同社のデバイスは、心と体を整えるニューロAIやウェアラブル技術に駆動されています。これにより、ユーザー一人ひとりが自己の状態を把握し、より良いライフスタイルを送るためのサポートを目指しています。
まとめ
VIE STYLEと東京大学の協力による脳波計の研究開発は、個々の働く環境を改善するだけでなく、メンタルヘルスへのアプローチも包括的に行われています。今後、VIE ZONEが実際の生活や働く場面でどのような影響を及ぼすのか、多くの人々が注目しています。この新たなウェアラブル技術がもたらす未来に期待が高まります。
会社情報
- 会社名
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VIE株式会社
- 住所
- 神奈川県鎌倉市大町一丁目9番22号
- 電話番号
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