名鉄都市開発が初のPPA契約を締結
名鉄都市開発株式会社(名古屋市)の最新の取り組みとして、同社は2023年に愛知県小牧市でマルチテナント型物流施設『MCD-LOGI小牧』において、再生可能エネルギーの利用を目的としたオンサイトPPA(Power Purchase Agreement:電力販売契約)を締結しました。この契約は、名鉄都市開発として初の試みであり、脱炭素社会の実現に向けた重要なステップと位置づけられています。
PPA契約の概要
PPA契約の内容は、シーエナジーがMCD-LOGI小牧に太陽光発電設備を設置し、その発電した電力を自家消費するというものです。これにより、年間約288トンのCO2削減が見込まれています。また、電力の余剰分は中部電力ミライズを通して名古屋鉄道グループに供給され、全体で約756トンのCO2削減が期待されています。再生可能エネルギーの導入は名古屋鉄道グループにとっても画期的な取り組みであり、環境負荷の低減を進める上で重要な位置を占めています。
2027年頃には再エネ由来の電力の発電・供給が開始される予定で、名鉄都市開発はその準備を着実に進めていく方針です。
MCD-LOGI小牧物件の詳細
『MCD-LOGI小牧』は、愛知県小牧市に位置し、名神高速「小牧IC」から約4.0km、名古屋高速「小牧南IC」から約2.4kmと交通アクセスも良好です。物件はご覧のように、いたるところで先進的な設計や環境配慮がなされています:
- - 倉庫タイプ:1階・3階片面バース、及び自走式スロープ形式のマルチテナント型
- - 構造:鉄骨造地上4階建て
- - 全体面積:延床面積約54,372.20㎡、敷地面積約23,771.63㎡であることから、多様なニーズに対応可能です。
- - 環境認証:ZEB認証、CASBEE-建築A、BELS★★★★★★を取得しています。
着工は2024年4月1日、竣工は2025年4月30日と予定されており、これにより名鉄都市開発は持続可能な開発目標の実現に向けて活動を広げていきます。
名鉄都市開発とシーエナジーについて
名鉄都市開発株式会社
本社は愛知県名古屋市中村区にあり、土地建物の売買や賃貸借、管理、コンサルティングを行っています。住宅地の経営や建築の設計・監理業務にも対応。
公式サイトはこちら
株式会社シーエナジー
名古屋市東区に本社を置く同社は、エネルギー利用に関するコンサルティングとユーティリティのアウトソーシングを提供する企業。再生可能エネルギー事業を通じて、持続可能な社会の実現に貢献しています。
シーエナジーの公式サイトはこちら
お問い合わせ
名鉄都市開発株式会社まちづくり事業本部都市開発部:池戸、坂 TEL:052-581-1227
株式会社シーエナジー総務部:田中 TEL:052-950-3970
このように、名鉄都市開発の取り組みは、地域社会への貢献と環境保護の両立を目指した意義深いものであり、今後も注目されることでしょう。