生活習慣臭による新たな健康意識の重要性を考える

最近、加齢に伴う体臭の問題が注目されている中、コニカミノルタとニオイ評論家の桐村里紗医師が共同で提起した「生活習慣臭」が新たな視点を提供しています。加齢臭やミドル脂臭という言葉が広まり、年を重ねるとともに体臭が変わることが当たり前のように受け入れられつつありますが、果たして本当にそれだけなのでしょうか。

生活習慣臭とは何か

生活習慣臭は、ストレスや不規則な生活、間違ったダイエット方法など、生活習慣の悪化によって発生するさまざまなニオイの総称です。不健康な食生活や体調不良が続くと、体が発している「カラダの変調アラート」としてニオイが現れることがあります。こういったニオイを防ぐためには、デオドラント製品の使用に加え、生活習慣そのものを根本から見直すことが重要です。

提言の背景

コニカミノルタは社会に新たな価値を創造し、その提供を通じて質の高い社会を実現しようとしています。その一環として、2014年度に設立されたBIC Japanではニオイに関する新規事業を展開しています。最近では、制汗剤や消臭機能を持つ商品が需要を集め、ホテル業界やタクシー業界でもニオイ対策がサービスの一部として重視されています。

この流れを受けて、BIC Japanは「ニオイ」を可視化する取り組みを行い、プロジェクト「HANA」を発足しました。その第一弾として、体臭を測定するツール「Kunkun body」を開発しています。この取り組みは、健康との関連性が高いニオイ問題に対する新しいアプローチを提供するものです。

生活習慣臭の啓発プロジェクト

生活習慣臭をチェックし、日常に取り入れることで、個々の生活習慣を見直す意識を高めることを目的としています。今後、様々な企業とのオープンコラボレーションを通じて、生活習慣臭の改善に向けた活動を展開する予定です。

特に、アシックスと提携し運動習慣の重要性を啓発し、女性向けにはFiNC Technologiesと健康的な生活スタイルの提案を行います。また、第一三共ヘルスケアとは口臭対策に関する取り組みを実施する計画です。