概要
企業の持続可能な発展を支援する株式会社ゼロボードが、画期的な取り組みを発表しました。同社のアンケート送信・回答を効率化するプラットフォーム「Dataseed SAQ」に、新たに取引先向けのサイバーセキュリティに関する調査項目が加わることが決定しました。この機能は2026年3月18日(水)から利用可能で、企業のリスクマネジメントを一層強化することが期待されています。
背景
サイバー攻撃がますます巧妙化する中、企業は単独での防御に限界を感じています。特に、サプライチェーン全体の視点からのセキュリティ管理が求められています。IPAの調査によると、多くの中小企業が「自社のサイバーインシデントが取引先に影響を与えた」と認識しており、経営層にはリスク管理の重要性が再認識されています。
これを受け、経済産業省はサプライチェーンのセキュリティ対策評価制度(SCS評価制度)を2026年度末に開始する予定です。この制度では、自社だけでなく取引先のセキュリティ状況も把握・管理することが求められるため、ゼロボードの今回の機能追加はタイムリーなものと言えます。
サイバーセキュリティ調査項目の詳細
新たに追加される調査項目は、「サイバーセキュリティ経営ガイドライン Ver 3.0」に基づいています。具体的には、以下のような項目が含まれます:
1.
経営層の関与・体制整備
2.
リスク管理プロセス
3.
インシデント対応体制
4.
サプライチェーン管理
これにより、専門的な知識がなくても、すぐにサプライヤーへのセキュリティ調査を開始できるよう設計されています。
ESGとセキュリティの統合管理
「Dataseed SAQ」に搭載されるセキュリティ調査項目は、ESG(環境・社会・ガバナンス)や人権に関する調査と同一プラットフォームで管理できるため、サプライヤー情報を一元化できます。これにより、企業は取引先のリスクプロファイルを多角的に把握し、リスクマネジメントが効率化されます。
持続可能な関係構築の促進
このプラットフォームは、一方的な調査・評価だけでなく、サプライヤーのサステナビリティ経営を支援する機能も充実しています。例えば、調査結果に基づく改善提案や、過去の回答と評価の推移が確認できるため、バイヤー企業とサプライヤーが共同でリスク低減に取り組む機会も提供されます。
情報セキュリティウェビナーの開催
また、ゼロボードでは経団連の後援により、情報セキュリティに関するウェビナーも開催します。テーマは「調達が止まる!サプライチェーンの情報セキュリティ ― リスクを競争力に変える実装設計 ―」。日時は2026年3月26日(木)15:00から16:00までで、Zoomを使ったオンライン方式で行われます。参加申し込みは公式ウェブサイトから可能です。
まとめ
今回の「Dataseed SAQ」におけるサイバーセキュリティ調査項目の追加は、企業の持続可能な発展に寄与する新たな一手であり、多くの企業がこのツールを活用し、サプライチェーン全体のセキュリティを強化することが期待されています。今後もゼロボードの取り組みに注目が集まることでしょう。