マネーフォワード クラウド契約のアップデート
株式会社マネーフォワードは、同社の電子契約サービス『マネーフォワード クラウド契約』をアップデートし、新たにAI-OCR技術を採用した「AI自動入力一括アップロード機能」を発表しました。この機能により、ユーザーは最大1,000枚の契約書PDFを一度にアップロードすることが可能となり、契約書の電子化が飛躍的に効率化されます。
この新機能では、AIが契約書の種類や項目名を自動で認識し、契約情報を整理して契約台帳を作成します。これにより、過去に締結した書面契約も容易に電子化でき、契約書の一元管理を実現することが期待されています。導入により、紙の契約書を保管するためのスペースやコストの削減が進み、企業の業務効率化に寄与するでしょう。
提供の背景
近年、リモートワークが普及した影響で、法務関連のデジタルトランスフォーメーション(DX)が加速しました。新たに締結される契約書の電子化は進んでいるものの、従来の書面契約の電子化が進まないという課題が多くの企業で指摘されています。従来の契約書が電子契約書と混在すると、業務が煩雑になり、効率が落ちてしまいます。そこで、この新機能が開発され、紙の契約書を迅速に電子化して管理できるように設計されました。
今後の展望
マネーフォワードは、このクラウド契約サービスを通じて、契約書の作成から締結、管理に至る全フローを一貫して提供する準備を進めています。契約業務における負担やコスト削減に加えて、審査や締結、検索のプロセスに生成AIなどの最新技術を取り入れることにより、さらに良好なユーザー体験を目指します。
AI自動入力一括アップロード機能の詳細
1. アップロード可能な契約書は最大1,000枚のPDFデータ。
2. AIが「社名」「氏名」「契約日」「自動更新の有無」「契約金額」などの情報を自動で読み取ります。
3. 認識したデータは、マネーフォワードのクラウドサービスに安全に保存されます。
この新機能を活用することで、企業の契約書管理はよりシンプルで効率的なものとなるでしょう。
株式会社マネーフォワードについて
会社名:株式会社マネーフォワード
所在地:東京都港区芝浦 3-1-21msb Tamachi 田町ステーションタワーS 21F
代表者:代表取締役社長グループCEO 辻庸介
設立:2012年5月
事業内容:プラットフォームサービス事業
今回のアップデートにより、同社はデジタル契約書管理のリーダーとしての地位をさらに強化し、ユーザーにとって革新的なソリューションを提供し続けることが期待されます。