第3回帰国留学生総会が盛況に開催
2023年3月8日、外務省と一般社団法人日本国際化推進協会(JAPI)が共催する「第3回帰国留学生総会」が行われました。このイベントは、過去に日本で留学や就業の経験のある外国籍の方々を対象にした国際カンファレンスで、世界中から多くの参加者が集まりました。これにより、さまざまな国からの帰国留学生たちが一堂に会し、経験や知識を共有する貴重な機会となりました。
総会の目的と意義
帰国留学生総会は、226の帰国留学生組織を持つ120カ国からの参加者が集まることを目的としています。日本での経験を基に、参加者は自国での活動に取り組み、高い成果をあげています。これまでの経験を持ち寄り、お互いのネットワークを強化することがこの総会の狙いです。参加者は、自国の活動や取り組みを報告し、今後も国際的なコラボレーションを推進するための土台を築くことが期待されています。
開会の挨拶と岸田総理のメッセージ
本総会の冒頭では、外務副大臣の武井俊輔氏やJAPI代表理事の大村貴康氏が挨拶を行いました。大村氏は、このイベントを支えてくれた外務省に感謝の意を表し、参加者間の交流がさらなるネットワーキングにつながることを望む旨を述べました。また、岸田文雄内閣総理大臣からのビデオメッセージも上映され、国際的な連携の重要性が強調されました。
活動報告と質疑応答
参加一覧として各国の帰国留学生団体の代表者からは、それぞれの団体の活動について流暢な日本語でプレゼンテーションが行われました。活動内容は国ごとに異なり、特に日本での経験を活かした取り組みが多彩に紹介されました。その後の質疑応答では、持続可能な組織運営のためのアイディアや意見が交換され、参加者同士の貴重な意見交換が続きました。
親日・知日人材円卓交流会議
総会に関連し、3月9日には「親日・知日人材交流円卓会議」が開催されました。この会議では、日本企業と海外の帰国留学生が集まり、将来的な連携について話し合う貴重な機会を持ちました。参加企業と留学生たちは、それぞれの視点から活発に議論を交わし、今後の協力関係の構築に向けた意見交換が行われました。
今後の展望
今後、JAPIは帰国留学生同士の交流を促進し、各地域での活動を支えるための取り組みを進めていく考えです。また、来年開催予定の第4回帰国留学生総会に向けた計画も進行中で、参加者同士の絆をさらに深めるためのネットワーキングの強化を図ります。
JAPIについて
一般社団法人日本国際化推進協会(JAPI)は、2013年に設立され、日本の国際化を推進し、多くの留学生との関係を築いています。近年、新型コロナウイルスの影響で留学生の数には影響が出ていますが、依然として日本は多くの外国人留学生が訪れる国で、彼らの卒業後のキャリア支援を行っている特筆すべき団体です。JAPIの活動は、自国の重要な役割を果たす帰国留学生と日本企業との架け橋となることを目指しています。
公式ウェブサイト:
https://japi.or.jp/